2024年
11月
28日
木
山域:甲斐国 兜岩
日程:11月23日(土)、24日(日)
※天候 両日とも快晴
メンバー:T内T、N野、O西S、
O西V、I出、I松(記)
※23: A井、Y本 24: T内J
内容:・23日 別田ドーム
5.8(2本) 5.9(2本) 10a(1本)
10b(1本) 10d?(1本)
・24日 大手門2階 5.8(1本)
5.9 (1本) 10a(2本)
Nightmare(スラブから威圧的
なハング越え※トポの解説)
10c(1本) 選択の自由 10c(1本)
『5月中旬より全7回に亘り、略月一のペースで開催された岩登り講習会も、いよいよ今回が最終章。師走を間近に控えた11月下旬の連休、甲府盆地を見下ろす兜岩にて、穏やかな小春日和の下、晩秋の木漏れ日を浴びながら、じっくりと稽古に励むことができました。
以下、二日間の概要をご報告致します。』
舞台となった兜岩。南向きでこれからの季節も暖かく首都圏からのアクセスの良さも相俟って、兜山登山口駐車場は満車状態。ややスタートが遅れたこともあって、岩場も相当な混雑が予想されたため、T内さんの判断で比較的クライマーの少ない“別田”エリアの門を叩く。アプローチも至便で、岩場もコンパクトながら横に開けた構成で、左右が比較的登り易そうな印象。
トップロープを掛けていただくが、出だしの一段上がる箇所が難しいルートが多く、苦戦を強いられる。午後には岩場全体が貸し切りとなり、夫々納得いくまで稽古を積むことができた。特別参加のパピーのIトちゃんは、ロープの上で午睡を貪るなど終始リラックスモード。一転下山時には、茨で?一張羅のユニフォームに穴を開けるなどのおてんば振りも発揮。
日帰り温泉で筋肉をほぐした後、T内さんのお宅のご厄介になる。夕食では大鍋のおでんに舌鼓。味の沁みた大根など秋冬の味覚を堪能させていただいた。美味しい料理の品々とともに今宵の酒肴は、クライミングの反省会と併せて、今後の残された人生を如何に生きるべきかという深~い内容。限りある時間、悔いなく有効に使えればとの思いを強くした。
翌朝も心尽くしの朝食をいただき、昨日に続いて兜岩に出陣。車を駐めさせていただいた駐車場から眼下の釜無川を隔てて聳え立つ、仄かに雪化粧した甲斐駒~鳳凰三山の大パノラマに眼が釘付けとなる。
今日は、大手門2階エリアに足を踏み入れる。昨日同様、この時期としては冷え込みも弱く、落葉した樹々の間から差し込む陽光で岩も温められ、快適なクライミングを楽しむことができた。とは言いつつも登れるようになった訳ではなく、昨晩の反省会のポイントだった“足の置き方”についてはやはり難しく、テンション掛けまくり状態からの脱却は遠い道程。夫々の課題を確認して、本日の講習を終了した。
『T内さんご夫妻、N野さんには、約半年に亘り会員のクライミング技術底上げにご尽力いただき、有難うございました。いつの日か小さなスタンスにも立ち込むことができるようになることを夢見て、足裏感覚を養っていきたいと思います。今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。』
2024年
11月
13日
水
山域:奥秩父 廻り目平周辺の岩場
日程:11月3日(日)、4日(月) ※天候
両日とも快晴
メンバー:T内T、T内J、A部M、H間、
Y本、I出、A井、I松(記)
※11/4:N野
内容:・11/3:@姉岩(卒業試験 5.10b,
センター試験 5.8,た・タンカ 5.10a, 牛脂ライス 5.10b)
・11/4:@小指岩(五月の雪 5.10c)
@ソラマメスラブ(生木が倒れたよ 5.9,
三色すみれ 5.10a,スラブの逆襲5.11b,
甘食 5.10b)
『11月上旬の文化の日を挟んだ三連休、“小川山秋の陣”が催されました。クライミングの聖地での陣立ても三度目となり、今回が年内最後となりました。馳せ参じた面々にも、夫々が抱えるお題の年内正答に向け、並々ならぬ意欲が感じられました。
以下、二日間の概要をご報告致します。』
三連休の初日は、各地でまとまった降雨も報じられていたため、岩の状態等も考慮して、初日の集合は10時とやや遅めの陣触れとなった。途中、千曲川に沿った谷間を囲む山々も鮮やかな紅葉に彩られ、秋の深まりが感じられた。
高級ブルーシートによる屋根掛けが施されたテントサイトは、テーブルやチェアに加えて、焚火台やBBQコンロなども設えられ、若干事件現場風の趣を漂わせながらも、快適な豪華キャンプ仕様。設営を終えて、課題の地となる姉岩へと向かう。途中の西股沢は昨日までの降雨による増水のため裸足で渡るが、かなりの冷たさ。
懸案の検定会場は人気が高く大盛況なため、少し登った岩場で稽古に励む。中央寄りのルートはなかなかに難しく、交代で少しずつロープを伸ばしていく戦法(極地法?)での高度獲得を目論むが、どうやっても3ピン目に届かずT内さんにトップロープを掛けていただいた。“卒業試験”はやはり難しく、裏口含めてなかなか攻略法が見いだせない状況。
陽が落ちると気温も下がり、夜は一段と冷え込んだ。お酒とH間さんの具沢山鶏鍋で身体の中から温まり、焚火を囲む。ブルーシートで側面を覆った半小屋掛けモードも保温性は抜群で、パピーのIトちゃんも焚火にご満悦の様子。
翌朝は、Oジュンさんの温かい粕汁を美味しくいただく。朝方合流したN野さんを交えた9名+ワンで、Y本さん肝煎りの“小川山レイバック”に向う。こちらも人気ルートのようで暫し順番を待つが、まだまだ時間を要しそうなので“ソラマメスラブ”に国替えを行う。横に拡がる岩場で、4本ロープを張っていただくが、手掛かり、足掛かりともに細かく苦戦を強いられた。
稽古を切り上げテン場に戻り、良く乾いたテントを撤収して帰路についた。
『気持ちの良い秋晴れの下、二日間じっくりと稽古を積むことができました。T内さんはじめ皆様、今回もご指導有難うございました。』
2024年
11月
07日
木
【日程】2024 10/26(土)、10/27(日)
【山域】足尾 庚申山と備前楯山
【メンバー】A部幹、I松、S﨑、T本、H野、F谷章、F谷雅、Y氏、I出
秋の恒例 芋煮と懇親キャンプを足尾銀山平キャンプ場で行いました。なかなか足が向かない山域なので、土曜日は庚申山の登山も付けました。
こちらは有志5人で、空が明るくなる6:00に銀山平の登山口を出発。林道を1時間半ほど歩くと一の鳥居に着きます。ここからは緩やかな登りが庚申山荘まで続きます。昔は「庚申講」が盛んに行われていたというこの道には、江戸時代に置かれた道標が残っています。
庚申山荘で休憩の後、庚申山へ。岩の間を縫ってハシゴ、鎖がありました。
急登を抜けると緩やかな尾根歩きになり、庚申山の頂上に着きました。松木沢や皇海山の方は少し紅葉が進んで秋の気配。その後、往路をたどって登山口に戻りました。
銀山平キャンプ場では、後発隊に合流して芋煮とキャンプ。Tシェフが腕を振るった芋煮。美味しかった~。
翌朝、舟石峠に車を停め備前楯山へハイキング。落ち葉を踏みしめて登った頂上からは、足尾の山々と日光連山、皇海山など見渡すことが出来ました。天気に恵まれ、秋の楽しい懇親山行でした。