2014年
10月
21日
火
富士山コンプリートへの道 トレーニング編
2014年9月23日(火)
【山行形態】自転車利用登山
【場 所】富士山 富士吉田口
【メンバー】K子、T置、M森(記)
【行動概要】
9/23(日)
6:20 県営北麓駐車場発
9:20 富士吉田五合目着
10時 五合目発
14時 白山岳着 14時15分発
16時 五合目着
17:40 駐車場着
会の若手、K子さんが計画した「富士山コンプリート」とは、駿河湾から富士宮口五合目まで自転車で、そこから山頂へ登り、五合目まで滑り、再び自転車で駿河湾まで戻るという、壮大な日帰り山行である。スキー用具は自転車に装着し、飲食料もすべて携行するという、いわば完全アルパインスタイルを目指している。K子さんはすでに7月に、スキーは持たずに、16時間で往復している。
トレーニング行としてK子さん、T置さんと3名で企画。K子さん達は県営北麓駐車場に来ていたのだが、私が間違えて北麓公園の方に来ていて(紛らわしい名称)合流にやや手間取る。K子さんは前三角フレームがアルミ、シートステー、フォークはカーボンのピナレロ製ロードレーサー、T置さんはパナソニックのMTB(タイヤは細め)、フレームはチタンのような感じ。M森はフレームがチネリ/スーパーコルサのロードレーサー。
私は前回、駿河湾から富士宮口五合目まで登った際のひざ痛に懲りて、膝にテーピングを施し、乗車姿勢も「自転車の教科書」を参考に、ハンドルグリップのより前方を持つスタイルに変えた
2014年
8月
03日
日
【山行形態】 沢登り
【日 時】 2014年8月2日(土)~8月3日(日)
【場 所】 南アルプス北部 小仙丈沢
【メンバー】 T本(L)S藤(SL)、H瀬、H野、T田(清)、T田(敏)、I江 計7名
【天 候】 8/2曇り時々雨のち晴れ、8/3曇り時々霧
【行動概要】
T本さんが"沢登り+お楽しみ"山行を企画されたので、参加させてもらった。出発は、伊那市(旧長谷村)の仙流荘となる。時間的に余裕のあるメンバーは前日に仙流荘泊。残りのメンバーはそれぞれ仕事を終えてから駆けつけ、駐車場での仮眠となった。
<8/2日>
北沢峠にはシャトルバスでしか入れないので、仙流荘前バス停付近は6時ころから朝一番のバスで北沢峠に上がる人たちでにぎわっている。一便は臨時バスがたくさん出たようだ。
我々が遡行する小仙丈沢は北沢峠経由で日帰りできる沢だか、今回は沢中で一泊し楽しむ計画だ。今日の行程は短く第2便のバスの予定なので朝8時前にバス停に全員集合。予定通り8時の定期のバスに乗り北沢峠に8時45分到着。峠ではトイレを済まし身支度後出発。(峠では県の方が携帯トイレの配布を行っていた。)小仙丈沢出合まではしばらく林道歩きとなる。野呂川出会いのバス停前を右折ししばらく進むと小仙丈沢の入渓地点(1785付近)となる。沢装備を付け身支度をし早速入渓。当初の予定では、2000m手前の幕営予定地には楽勝で着くはずであったが、春先の雪崩の影響か倒木がすさまじい。木をくぐったり、またいだりしながら、一時間弱かかり11時10分頃予定の1960m付近の幕営地に到着。ここは谷が少し広がり一段上がった斜面に何段かに分かれ草地が広がっていた。噂通り素敵なテント場だ。上流には明日攀る二つの大滝も見える。
3張のテントとツェルトを張り終え、H野、S藤の釣り班はもう一度下流へ下っていた。残りのメンバーで薪を集め、夕食の準備に取り掛かる。途中雨で中断するがたき火も火がつきオキがしっかりとできたころ、釣り班も帰還。成果は立派なイワナが一匹であった。夕食はリーダーT本さんがザックいっぱいに運んできた肉や野菜の串の炭火焼きなどで豪勢な夕食になった。雨がなかなかやまないので、立ちながらの食事であったが、たき火を囲んでの楽しい夕食となった。寝る頃には雨も上がり星空となる。明日の遡行の成功を確信し、就寝した。
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2014年
6月
21日
土
【山行形態】 沢登り
【日 時】 2014年6月21日(土)
【場 所】 奥秩父 ナメラ沢
【メンバー】 M浦、H野
6月21日(土)奥秩父・ナメラ沢に行ってきました。
6:30 雁坂峠トンネル・駐車場より、スタート
7:10 入渓 H野氏が光り輝く滑滝でキャニオニング。
11:00 稜線着 2,000m超えの稜線漫歩、しかし、雁坂嶺への登り基調がきついM浦。
12:00 雁坂峠 日本3大峠、急斜面の下り。快調に飛ばすH野氏、2年間無雪期登山していないM浦はフラフラ。
14:00 雁坂峠トンネル・駐車場着
たまに雨がぱらつきましたが、曇り&快晴の梅雨の時期としては最高の天候に恵まれました。東京から近い上、車中泊した道の駅・みとみ、登山口のトイレ付無料駐車場等、登山環境良し。癒し系沢登+奥秩父登山のお勧め企画と思います。
2014年
6月
15日
日
【山行形態】 山スキー
【日 時】 2014年 6月15日(日)
【場 所】 富士山 富士宮口五合目〜山頂
【メンバー】 M森
【天 候】 晴れのち曇り
【山行概要】
4:25 富士宮口五合目発
6:20 3050m付近
(ブルドーザー除雪道が横切る)
9:20 浅間神社
9:48 山頂
10:44 浅間神社下から滑降開始
11:20 ブルドーザー除雪道
11:40 2660m付近、滑降終了
12:10 五合目着
5月上旬にM上さん、A部さんと三人で須走口から登ったが、雪面が固く、火口縁までは上がれず、3200m付近から滑降した。今シーズンは残雪が多そうなので、今回は梅雨の晴れ間に山頂を目指した。前夜、中央道経由で富士宮口五合目まで入る。夜が明けて、見上げる富士山南面は意外に雪が少なく見える。昨日、途中の高速から見た東面や、吉田側の上部は雪がたくさん残っている様に見えたのだが。 スニーカーで登るか迷ったが、その内に雪が出てくるだろうと、板はザックに付け、兼用靴を履いて登る。
2700m付近より登山道の脇(東側)に雪渓が現れたが、早朝でまだ雪面が固く、結局、上まで板は背負ったまま登った。8合目小屋脇のスペースにはテントを張っている人がいた。ここからは浅間神社まで雪面が続いている。雪はさほど固くはないが、アイゼンを着ける。周りはツボ足の登山者ばかりである。ストックもピッケルも持たず、軽登山靴で登っている人もいる。日出前頃から登りだした人ではないかと思う。 3200m付近からペースが急に落ち、何人かに追い抜かれる。
五合目から5時間で浅間神社につき、空身で山頂を往復する。御釜の内側で訓練をしているパーティがいた。浅間神社の50mほど下から滑り始める。登ってくる人を避けて、登山道の東側を滑る。この時間になると、登ってくるのはスキーヤー、ボーダーが大半であった。下りが早いから、ツボ足組より出発が遅いのだろうか。
11時頃より下部からガスが湧いて上昇し始めた。梅雨の合間で天候は安定しているとは言えず、早朝出発して昼前に滑り始めたのは正解だった。雪は柔らいが、雪面に筋状の凹凸が多い、単独なのでとにかく転ばないように滑る。8号目を過ぎ、3050m付近のブルドーザー除雪道の下で雪渓は終わっていたので、ブル道をトラバースして、隣(西側)の雪渓に入る。ここで登ってくる山スキーヤー二人組に出会うが、当会の期待の新人、M上さんの山仲間の方であった。雪面は汚れて、小石も増えてきたが、2700mの少し下まで滑ることができた。スキーなど背負っているのが場違いな感じの、観光客で混雑する五合目駐車場に着いて、今シーズンの山スキーを終了した。
2014年
5月
24日
土
【山行形態】 山スキー
【日 時】 2014年5月24日(土)
【場 所】 富士山 白草流し
【メンバー】 T本(L) A部 I江 計3名
【天 候】 晴れ
【行動概要】
山スキーシーズンも終盤に入り、このところTSMCメンバーの"富士山詣?"が続いている。先週メンバーが滑った富士山の白草流しのルートは数年前に一度滑ったことがあり(このときは、雪が固く3350m付近まで、山頂は踏めず。)その快適斜面に魅せられ今シーズン再訪を狙っていたが、連休後に引いた風邪が長引き体調がすぐれず、先週の山行は不参加と残念な思いで過ごした。何とか次週はと思っていたところ、T本さんの計画が上がり参加させていただくこととした。
スバルラインの山麓ゲートは6時に開錠、6時半に集合場所の御庭駐車場に到着。
天気は快晴、午後も天気が持つとのことなので、今日こそは山頂まで行くぞとテンションが上がる。7時、駐車場でスキーを担ぎ遊歩道入り口の階段から登り始める。少し登って雪が出てきたので早々にアイゼンを着ける。あとはひたすら登るだけ。3人それぞれのペースで大きな斜面にジグを切って登っていく。3000mを超えると少し雪は硬くなるが、アイゼンも効き、表面は徐々に緩みつつあるのでそのまま登り続ける。3450m付近で、T本さんが体調がすぐれないとのことで残り、A部さんと二人で頂上(外輪)を目指す。
途中、I江も膝のサポーターを少し締めすぎたせいなのか両足がつり、A部さんに先に行ってもらうこととし、マイペースでだましだまし登る。少し時間がかかったが、なんとか13時35分(A部さんは13時15分到着)に山頂部の外輪に到達。所要時間6時間35分(A部さんは6時間15分)はかかりすぎだが、前回あきらめた山頂まで登れちょっとうれしい。
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2014年
5月
21日
水
【山行形態】 山スキー・スノーボード
【日 時】 2014年5月18日(日)
【場 所】 富士山 富士宮口
【メンバー】 K子(L)、T置(報告) 計2名
【天 候】 晴れ
【行動概要】 前日の白草流から居残り組二人。折角なので二連登しよう、と言う事で前夜は御殿場の「オアシス」(サウナ)にて仮眠。
当日6:00に出発、7:00前にスカイラインのゲートに到着すると既に数台の車がゲートが開くのを待っていた。
情報では7:30オープンとの事だったが、なぜか7:00に門が開く。
スカイラインの道。この道は2度程走って登った事はあるが車で登るのは初めてだ、とK氏に言うと苦笑いされる。
7:25 富士宮口五合目駐車場到着
駐車場は意外と広く、登山口に近い所を狙って駐車。
すると、トイレからは遠くなり、行ったり来たり。何だかんだで
8:20よりツボ足で登り始める。
上を見ると既に多くの人が登っており、スキー場みたいだ。
2650M付近で一旦雪がきれそこを過ぎた所でアイゼンを付ける。
小屋ごとに休憩を挟んでいくも、高度が上がるごとに
背負う板の重さが肩にずっしりのしかかる。。
K氏は何やらモチベーションを見出したらしく、いいペースで登って行くのが恨めしい。。
しかし、天気がいい。
雪が緩みすぎて逆に上り憎さを感じつつ、最後浅間神社までの道はしっかりルートが出来上がっており、念願の登頂達成。
しばし、周りを偵察後、荷物をデポして剣ヶ峰に向かって歩き出す。
時折風が強く吹くも足場はしっかりしており、不安なく剣ヶ峰へ。
既にいい時間となっていたので、写真タイム後いそいそと下山。
3610Mのドロップポイントまで降り、上って来た斜面の右側(上から見ると左斜面)を滑走。8合目付近までは硬い雪の小さな塊がごろごろしており、滑りにくかったが、8合目~7合目までは雪もザラメ状となり楽しむ。7合目から登ってきた斜面に合流して、雪が切れる箇所まで滑走。再度板を外し、雪のある箇所まで板を担いで移動した後、駐車場まで滑り降りた。
下の方は雪面が非常に凸凹しており、滑り憎かったです。。
7:00 スカイラインゲートオープン
7:25 富士宮口五合目駐車場到着
8:22 登山開始
9:15 2655M アイゼン装着
10:35 2990M 7合目小屋
11:37 3190M 8合目鳥居
12:30 3355M 9合目小屋
13:11 3500M 9合5勺
14:00 浅間神社
14:30 剣ヶ峰
15:00 3610M ドロップポイント
15:40 7合目 登りルートに合流
16:30 富士宮口五合目駐車場到着
大充実の一日。土日で富士山を堪能できとても楽しい週末になりました。
ご一緒して頂いた皆さま有難うございました。
来年は海抜0Mからの剣ヶ峰☆
2014年
5月
11日
日
【山行形態】 山スキー
【日 時】 2014年5月11日(日)
【場 所】 富士山 須走口
【メンバー】 L:M森、 M上、 A部 計3名
【天 候】 5/11(日)晴れ
【行動概要】
当初の予定では、御殿場口より登る計画であったが、宝永山付近で雪崩があり、県警より計画変更の指導があったため、須走口に変更した。道の駅「すばしり」は富士山がよく見え須走ICからも近く、須走口Pまで20分ほどなので車中泊にはいいところである。須走口Pにはすでに20台くらいの山スキ-ヤ-の車が来ており、この時期の富士山の人気具合が感じられる。駐車場から宝永山付近の雪崩の破断面が見えた。支度を済ませ歩き始めるとすぐに雪が現れ、今年の雪の多さを実感する。ここで板を履き雪面が荒れているのでクト-も装着した。ほぼ夏道通しでシ-ル歩行で高度を稼いでいく。岩場で雪が切れているところがあり雪をひろいながら登るが、1回板を脱いだ。3000m付近から雪が固く斜面も急になってきたのでアイゼンに履き替えるが、M上はシ-ル歩行を続ける。雪が固くこれ以上登っても危険と判断し、吉田口登山道合流手前で登高を止め3140mの小屋までトラバ-スし滑降準備をする。3000mまで慎重に滑ると雪はゆるみ始めた。吉田口側からの風の影響を受けなくなるとこんなにも違うのかと驚いた。あとはザラメ雪の雄大な大スロ-プを堪能しながらの滑降であった。時間も早いので途中でランチタイムを取る。駐車場をめざし登りのル-トより南側を滑るが、意外に時間を要した。今年は雪が多く、富士山東面もしばらく滑降が楽しめそうである。登頂を狙うなら雪の緩むやや遅めのスタ-トがいいかもしれない。富士山は風向き強さ、日照の関係、高度と条件によりかなり難易度が違ってくると思った。リ-ダ-のM森さん、M上さんありがとうございました。 (A部 記)
【行程】
<5/10(土)>
※ A部車は単独、M森・M上はM上車で道の駅「すばしり」に合流、仮眠。
<5/11(日)>
3:30起床 5:00道の駅 「すばしり」 5:35須走口P 10:35 (3140m)滑降開始
12;15須走口P着
※御殿場市温泉会館 入浴後、帰京
(500円:富士山を眺望でき湯も良し。 注 御殿場IC付近渋滞あり)
2014年
5月
05日
月
【山行形態】 スキー・スノーボード
【日 時】 2014年5月4日(日)
【場 所】 尾瀬 燧ケ岳
【メンバー】 T置、K子(記録) 計2名
【天 候】 晴れ
【山行形態】 先日の尾瀬(至仏→燧ケ岳)ツアーで行けなかった燧ケ岳に行ってきました。GWということもあり多くの登山者で賑わっていました。福島側 御池より入山、俎嵓にスキー・ボードをデポし柴安嵓登頂。山頂からは至仏山、尾瀬ヶ原の景色が綺麗でした。
コースタイム
8:00御池駐車場-9:10広沢田代-10:30熊沢田代-12:15俎嵓-12:35柴安嵓-13:40俎嵓-14:20滑降開始-14:55御池駐車場着
2014年
4月
20日
日
【山行形態】 スキー
【日 時】 2014年4月19日(土)
~4月20日(日)
【場 所】 頸城山域 焼山周辺
【メンバー】 L:M森、SL:I江、A部 計3名
【天 候】 4/19曇り後晴れ時々ガス
4/20 晴れ
【行動概要】
”頸城の達人”M森リーダーの下、焼山北面台地及びその周辺に行ってきた。I江は北海道から戻りTSMC復帰後最初の山行となる。頸城周辺は北海道に行く前のシーズンに何度か計画をしたが、天候が悪く結果入山が果たせなかった山域、今回は期待を持って臨んだ。事前の天気予報では天候は芳しくなく、はらはらしたが結果は一日目の登りでガスまかれたほかは好天となり、素晴らしい山行となった。
今回は前日、糸魚川手前まで入り仮眠をとり翌日笹倉温泉に向かった。
初日(4/19)は、笹倉温泉第二駐車場に車を置かせてもらい(フロントにて了解を取り、氏名、車番を告げ、鍵を預けた)、準備をし早々に出発。林道取り付きから2メートル近い残雪がある。林道を適当にショートカットしながら順調にシール登高し、アマナ平へ。いよいよ北面台地に入るが残念ながらガスで視界不良。コンパス・GPSで方向を定め進み高度を上げていくと、次第に視界が開けてきた。噂通り、焼山、火打山・裏火打山など山々に囲まれ素晴らしい景色だ。標高は1700m付近で大きなガリーにあたる。できればこのガリーを超えて高松山から富士見峠につながる尾根のコル(1700m)まで上がりたかったが、ガリーの向こう側の壁の上部が高い雪庇となっており、越えられそうな場所が見つけられない。結局この日は越えることをあきらめ、幕営適地を求め1780m付近にツェルトを張った。夕方には日本海側下方には雲海が広がり、夕日の沈む昼闇山の方向の景色も素晴らしかった。
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2014年
3月
23日
日
【山行形態】 冬山 山スキー
【日 時】 2014年3月22日(土)~3月23日(日)
【場 所】 北海道 ニセコ山系(ニトヌプリ~目国内)
【メンバー】 L:I江、SL:A元(会友)その他会メンバー2名 計4名
※ 計画書は他会にて提出
【天 候】 3/21曇り時々晴れまたは雪 3/22曇り時々雪のち晴れ
【行動概要】
北海道もここにきてずいぶん春おしくなってきたので、連休を利用してニセコ連山の縦走を計画した。ガイドツアーなどでは「ニセコオートルート」などと称し峠下の温泉宿を活用したツアーを4月前半時期に出しているが、今回は雪洞で泊まることも一つの目的として計画した。当初はニセコアンヌプリから目国内岳までを計画したが、連休初日21日が荒天だったので、ニセコアンヌプリ、イワオヌプリを省略し、五色温泉から入りニトヌプリから入り目国内岳までの山中一泊雪洞泊で縦走することができた。
22、23日とも天候は不安定で、ガスが出たり、小雪が降ったりしたが、初日のチセヌプリ、シャクナゲ岳の周辺や、2日目の目国内岳の下りなどでは晴れ間も見え、ニセコらしい変化に富む山頂群の素晴らして景色を楽しむことができた。雪洞は、経験者からの聞き取りなどから目星を付けておいたとおり、シャクナゲ沼の東側にできたたおやかな雪庇下に掘ることができた。約一時間半で、入り口通路と前室(ザック等荷物置き場)及び幅1.5m奥行き2.0mの居室を掘ることができ、4人にしては少し狭めであったがそれなりに快適な夜を過ごすことができた。(なお、夜に雪洞内にキツネが入り込み、ザック等を引きずり出され食料などを食い散らかされたのは余分であったが、忘れがたい雪洞泊となった。)ニセコ連山は、300m~500m程度の標高を上り下りしながら縦走することができ、その変化に富み、特徴的な景色はなかなかのものである。
今回は前後を省略した形での連山縦走であったが、中身の濃い充実したよき山行となった。北海道に来て以来、いくつか立てた目標の一つがニセコ連山雪洞縦走だったので、また一つ目標をクリアーすることができた。
ただ今回は日程の関係で一部省略したことは心残りであり、ぜひいつか、ニセコアンヌプリから、雷電を通り日本海まで抜けてみたいものだ(もしくはその逆)。今回のように雪洞を利用してもよいし、ガイドツアーのように峠下の温泉宿を活用し軽量に行くのも面白いかもしれない。また、新たな目標ができた・・・お楽しみは尽きない。
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2014年
3月
11日
火
・山行形態:山スキー
・日時:2014年3月9日(日)
・場所:東谷山
・メンバー:N野(L)、T石、T置、K子(記録)
・行動概要
8:30ちょっと遅めのスタート、快晴、無風で条件もよく先行者も多かったようでトレースはバッチリ。二居峠まで登山道を登高し、山頂までは雪庇の張り出した尾根を行く。樹林帯の中に部分的に差し込む穏やかな日差しに心癒されながら山頂へ。山頂には既に7~8人程の人がいて滑降準備をしていた。視界もよく日白山、平標山、仙ノ倉山がくっきり見える。12:10滑降開始。雪は若干重めではあるが申し分のないパウダーに奇声が飛び交う。既に10人以上は滑っているようでシュプールも多かったが残っているところを選んで滑る。標高1,000m以下の緩い斜面もバッチリシュプールが残っており、サクサク下山。
安・近・短の手軽さと雪質の良さに大満足して貝掛温泉バス停のデポ車到着・・・が・・・デポ車のカギが無い!!!
二居に停めたN野さんの車にカギを忘れたK子は意気消沈してバスで二居まで向かいN野車を回収してバス停へ戻る。(申し訳ありませんでした・・・。)その後、貝掛温泉へ寄って解散。
<コースタイム>
8:30二居より入山ー9:10二居峠東屋ー9:40鉄塔下ー11:15山頂ー12:10滑降開始ー13:05貝掛温泉バス停
2014年
3月
11日
火
・山行形態:山スキー
・日時:2014年3月8日(土)
・場所:平標山
・メンバー:N野(L)、T置、N谷、K子(記録)
・行動概要
当初ヤカイ沢から西ゼン滑降、土樽へ抜ける予定だったので車デポのため前夜土樽駅集合。しかし、雪・風が強く、翌日も暴風雪の予報。平標山往復に切り替え、かぐらスキー場にて仮眠。
朝、少し風はあったが晴れていて小雪が舞う程度。あわよくば西ゼン滑降を期待しつつ火打峠より入山。林道を詰めヤカイ沢へ。ほぼ同時に入山した3人の別パーティーが先行していたが、どうやらヤカイ沢より少し奥の尾根上を行くルートのようで、ここからはラッセル。ヤカイ沢を詰め出会で小休憩。ヤカイ沢中央稜(平標山からの稜線1,900mへ出る尾根)を若干左から巻くように登る。樹林帯の中だったが、一部トラバースしていると厚さ20cmくらいの面発生の表層雪崩が起こり3mくらい上部からズリズリと我々を直撃し一瞬ヒヤリ。だんだん日が隠れてきて風が強まり、1,800m付近で撤退決定。中央稜を少し下り南側の沢を滑降。雪は若干重めだが申し分のないパウダー。出会付近は風が弱かったため自分達が登ってきたトレースを利用してを1,600mまで登り返し(雪崩部分は迂回)、中央稜の樹林帯の中を滑降。ヤカイ沢出会以下は斜度が緩いためトレース痕を滑ろうと探すがほとんど埋まっていて難儀した。
西ゼン滑降は昨年悪天候により中止、今回も念願は叶いませんでしたが上部は雪・斜度ともに楽しめた山行でした。
<コースタイム>
7:25三国小ー7:45林道終点ー9:05ヤカイ沢出会ー11:00中央稜1,800m撤退決定&ピットチェックー
12:00 1本目滑降ー12:05ヤカイ沢出会より登り返しー1:05 2本目滑降ー2:00林道終点ー2:20三国小
2014年
3月
11日
火
シロクマです。
年末の”毎月羊蹄山山頂に登ろう計画”達成報告以来、ご無沙汰しており久しぶりの投稿となります。
昨年は毎月まず羊蹄山の予定を決めて余った日程を他の山行に充てる生活でしたが、今年の冬季の目標は、アイスクライミングに取り組むことと、北海道山岳連盟独自資格の「山岳スキー指導員(今年は準指導員)」の資格取得に取り組むこととしました。
アイスクライミングについては1月初めから、北海道での所属会の先輩にお願いして、6回計画したが、直前に2回中止、一回は当方の都合により不参加(T内さんたちが参加された能取岬)で、結局講習会を含む計3回のアイスクライミングとなった。1/18.19層雲峡 銀河の滝、錦糸の滝での講習会、2/15札幌近郊の定山柱、そして先日3/9層雲峡銀河の滝となった。3/9の銀河の滝はすべてフォローではあったが、上まで登りきれた。銀河の滝は自分としての今年の当面の目標としていたので嬉しかった。まだまだ技術的に未熟であるがアイスの楽しさを感じることができ、機会があればまた登ってみたいと思うところ。
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2014年
2月
22日
土
【メンバー】
M森(L)、A部(SL)、M本、N谷(記録、文責)
【概要】
M森さん企画の東谷山へ行ってきました。直近の大雪もあり、入山前は雪の状態に不安があったものの、ドンピシャ当たりのパウダー、フェイスショットありまくり、登り返し有りの充実した山行でした。
2013年
12月
31日
火
【山行形態】 冬山 山スキー
【日 時】 2013年12月29日(土)~12月31日(月)
【場 所】 北海道 羊蹄山 京極ルート
【メンバー】 A元(会友)I江、他会メンバー3名 計5名 12/31山頂登頂メンバーは、A元、I江の2名
※ Lは他会メンバー、計画書は他会にて提出
【天 候】 12/29雪時々曇り 12/30曇り時々雪 12/31雲時々雪
【行動概要】
年末の31日、ぎりぎりで12月の羊蹄山山頂に京極ルートから登頂した。これで1月から継続してきた”毎月羊蹄山山頂に登ろう?計画”は完結することができた。
12月の登頂は前回12/1に挑戦したものの、積雪とブッシュに阻まれ達成できなかった。再挑戦を年末に定めたがなかなか天候が安定せず、麓の京極山荘に滞在しながら3日連続で羊蹄山に臨み、最終日31日に、山の会の仲間のサポートを受け一気に山頂に到達することができた。登り7時間10分、下り2時間10分、総行動時間9時間25分であった。
1月から12月までこの1年で、A元、I江、二人の羊蹄山山頂登頂(各ルートらの外輪到達を含む)は、累計で18回(19回挑戦 12/1のみ敗退)、それぞれ別に登った夏場の登頂等があるのでA元さんは13回(14回挑戦)、I江は14回(15回挑戦)となった。
結果、冬季・積雪期には主要4方向から登り・滑ることができ、夏季・秋季の無積雪期に夏山4登山道から登頂することができた。
羊蹄山は、独立峰であり、気象面などで厳しさもあるが、四季折々それぞれの顔を見せてくれる、また、山頂からの眺めも素晴らしく、山麓からもどの角度から見てもそれぞれ別の顔を見せてくれる。通い詰めた2013年1月から12月、その素晴らしさを改めて感じた1年間でもあった。
途中、I江が8月に沢の遡行時に右足側副靭帯を損傷するなどのアクシデントもあり、また、12月も雪とブッシュに阻まれるなど、必ずしも順調では無い中、毎月羊蹄山に登り続けられたのは、地元山の会の仲間を始め多くの方々に支えられてのことであったと深く感じるところであり、ここで改めて皆様方に謝意を表したい。ありがとうございました。
なお、今回計画を貫徹できたことから、計画名からはれて”?”がとれ、今後は”毎月羊蹄山山頂に登ろう!!計画”と記すこととする。
2013年
12月
22日
日
【報告】内容:雪上訓練、シーズンはじめの足馴らし。
日程:2013年12月14日(土)~15日(日)
地域:八ヶ岳 硫黄岳
メンバー:M森(SL→L)、T内(利)(SL)、A元、T橋、I地知、Aダム、N村(記録)
美農戸口に23時に着き、下の駐車場の奥にテントを張った。ちょっと飲んで寝るが、なかなか眠れない。運転の眠気覚ましに飲んだコーヒーと「眠眠打破」じゃなくて、「BlackBlack」のせいだ。このところ4時ごろの早朝運転専門で、夜出発することがないので失敗してしまった。うとうとして深夜に着いたM森車かM須・T田車らしきライトも覚えている始末。
翌14日(土)朝T内車も到着。1時間もかからなかったということである。ここから3台に分乗して赤岳山荘へ向った。車を置いて歩き出す前に、M森さんがリーダーとして全員の装備のチェックをする。(K本さん(L)は御祖母さんの葬儀のため急遽欠席となった)なんと、驚くべきことにX氏のシュラフを美農戸口の車に置いてきたことが判明した。X氏とT内さんは車で取りに戻った。天気は良くなく、大同心や横岳は見えず、ひたすら歩く。しかし、いつの間にか、忘れ物を取りに戻った人たちが後ろに付いている!「先に行ってテントを張っているよ。」といっていたので、いささか驚いた。
赤岳鉱泉でテント設営・休憩の後、硫黄岳に向かう。樹林帯をぬけ稜線に出ても、ガスと風、小雪で視界はない。鞍部から岩稜の尾根をたどり頂上へ。風が強く、写真を撮ってすぐ下山する。途中の岩尾根でI知、N村、M森の3人が前の人たちと離れ、ルートをはずしそうになり地図で確認の後、先頭を交代し降りる。
夜はテントごとに懇親を深めた。T橋さんの特大するめほか沢山のつまみとお酒で、私の500ccの酒は出番がなくお持ち帰りになった。
翌朝、冬型も強まり、天気もさらに悪化するようで、撤収と決まった。下山の途中、若いカモシカと出会った。昨年会った夫婦?の子だろうか。帰りの車からは黒い雲に隠れる八ヶ岳と快晴の富士山が見えた。
K本さんによる山行目的「テント生活や雪上での歩行を通じての今冬最初の雪山登山、実際の山行を通じて各個人での確認」は一応なされたと思った。
[コースタイム]
12/14(土)赤岳山荘8:20・・・・9:20堰堤・・・・10:25赤岳鉱泉 テント設営12:00・・・・13:50赤岩の頭・・・・・・・14:23硫黄岳山頂・・・・・・・・15:30赤岳鉱泉
12/15(日)赤岳鉱泉7:45・・・・・・8:50赤岳山荘
2013年
12月
01日
日
【山行形態】 冬山 山スキー
【日 時】 2013年11月30日(土)~12月1日(日)
【場 所】 北海道 羊蹄山 京極ルート
【メンバー】 A元(会友)I江 計2名
※ Lは他会メンバー、計画書は他会にて提出
【天 候】 11/30曇りのち雪 12/1曇り時々雪
【行動概要】
今年一年取り組んできた「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画」もいよいよ、12月を残すだけとなった。日も短く、新雪も積もり、かといってブッシュが隠れるほどでもなく、なかなか登るのに厄介な時期となる。そのようなこともあり、今回は、中腹で泊り翌日山頂をアタックする計画で臨んだ。
11月は半ばに一度積もったが、その後ほとんど雪が降らなかった。しかし11/28、29と寒波が来て羊蹄山周辺は少しずつ積もり始めた。麓まで雪があれば、スキーで、そうでなけれはスノーシューでと、準備をしたが京極の登山口まで着くと一応数十センチの雪で覆われている。それではと山スキーを履き、スノーシューを担ぎ出発をした。幸い、スノーシューの先行者がおり、このトレースを使わせてもらう。ただ、今回は冬山フル装備に加えテント泊の装備も加わった荷はずっしりと重たく、スキーを付けていることもあり、ブッシュの中のラッセルで苦労しつつ標高を上げた。
とりあえず、1050mまで担ぎ上げ、二本の尾根の合流点の窪地にベースキャンプを設営、そのあと明日のためにルート工作に出る。できれば1300mまで上げたかったが、雪が深く一時間超で1220mまで上がり時間切れ、BCに戻った。
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2013年
11月
24日
日
【山行形態】 冬山
【日 時】 2013年11月23日(土)~11月24日(日)
【場 所】 北海道 十勝連峰 上ホロカメトック
【メンバー】 I江 他会メンバー 計2名
※ Lは他会メンバー、計画書は他会にて提出
【天 候】 11/23曇りのち吹雪 11/24快晴
【行動概要】
<11/23(土) 曇りのち吹雪>
初冬の趣を早くから見せる十勝 上ホロ周辺は、11月末から12月初めは道内の多くの山岳会の冬山訓練でにぎわう。また、一方、7年前には大きな雪崩事故が起きるなど、初冬の不安定さも併せ持つ地域でもある。
今回は、この地域の概況をつかむことと冬山の基礎技術の確認などを目的に、札幌で所属する会のメンバーとともに自主冬山訓練として入ることとした。深夜札幌を出発し5時40分十勝岳温稜雲閣駐車場に到着。少し仮眠を取り、身支度を整え7:05出発。稜雲閣駐車場は冬山訓練を行う多くの山岳会でにぎわっていた。Zポイントから夏道をたどりD尾根を目指すが、トレースはなく膝上ラッセルとなる。以降基本的に常時ラッセル。D尾根に上がり広い尾根を上富良野岳に向け進むが、ラッセルもあり、時間がかかり、八つ手岩の頭への斜面をのほぼ登り切った1730m付近で12:00時となる。加えて、耐風姿勢をとっても時々まくられるほどの風と、視界不良もあり、この後は稜線歩きとなることから、ここで登高を断念し下山を決定。結果的にこの判断が良かった。
とりあえず、ツェルトの張れる場所まで降りるとこととし、化け物岩の裏側にあたるD尾根1530m付近の沢状地形の中の吹き溜まりを切り取り、ツェルトを張り、落ち着く。ツェルト設営を完了しすべての荷物を運びこんだのが14:00頃、この後14:30頃から、泊地(ビバーグポイント)付近でも風が強くなり、雪も降ってくる。この風雪は翌3:00頃まで続きいた。ツェルトは斜面を切り取り設営したので比較的強風下でも安定していたが、防風壁や斜面とツェルトとの間に一部に吹きだまりができ、夜間には2回ほど除雪をした。なお、今回は当初から泊はビバーグ訓練の要素を持っていたので、テントでは無く大きめのツェルト、シュラフは夏用の極めて薄いものにシュラフカバーをかけたものとしていた。当然寒かったが、うつらうつらしながらそれなりに断片的な睡眠はとれた。
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2013年
11月
02日
土
【山行形態】 冬山?
【日 時】 2013年11月2日(土)
【場 所】 北海道 羊蹄山 真狩ルート
【メンバー】 A元(会友)I江 計2名
※ Lは他会メンバー、計画書は他会にて提出
【天 候】 晴のち曇り
【行動概要】
例年11月の羊蹄山は、一つの山の中で晩秋から初冬が同居し、その年、その時の気象に大きく影響され難易度が変わる。「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」は残り2ケ月、何とか確実に登りたいところ。まずは、雪がまだ少ないと思われる第1週に狙いを定め、南西面で雪が融けやすく、比較的登りやすい真狩コースから登ることとした。1週間前から天気予報と真狩ライブカメラと見ながら、雪の具合を観察するが、幸い、10月後半以降にはまとまった雪は降らず、上部の雪は減る傾向。しかし当日の天候変化もあり得るので、装備は念のため冬山フル装備で計画した。
2日朝、早朝札幌を出発し、まだ暗いうちに真狩登山口の駐車場に到着。準備をしているうちにだんだん明るくなってくる。予定通り6時に出発。葉を落とし少し寒々とした林の中を落ち葉を踏みしめ、どんどんと登る。7合目手前1450m付近から登山道に雪が見え始め、8合目からは雪は固まり、氷交じりとなった雪を踏みしめて登る。新雪が深ければ少し悩ましいと思っていた9合目手前のトラバースもほとんど雪がなく問題なく通過。このあたりから、周りのナナカマドの枝やハイマツに霧氷がついてとてもきれいだ。9合目を過ぎしばらく進んだあたりから夏道を離れ、真狩側ピークに続く雪の着いたガリーに入りアイゼンを装着し真狩側ピーク(1840m)まで登りきる。登山口から4時間10分であった。うっすらと着いた雪と霧氷をまとったお鉢と外輪、眺めおろす山麓の風景。いつ来ても、羊蹄山山頂は素晴らしい。
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