山域:奥秩父 廻り目平周辺の岩場
日程:11月3日(日)、4日(月) ※天候
両日とも快晴
メンバー:T内T、T内J、A部M、H間、
Y本、I出、A井、I松(記)
※11/4:N野
内容:・11/3:@姉岩(卒業試験 5.10b,
センター試験 5.8,た・タンカ 5.10a, 牛脂ライス 5.10b)
・11/4:@小指岩(五月の雪 5.10c)
@ソラマメスラブ(生木が倒れたよ 5.9,
三色すみれ 5.10a,スラブの逆襲5.11b,
甘食 5.10b)
『11月上旬の文化の日を挟んだ三連休、“小川山秋の陣”が催されました。クライミングの聖地での陣立ても三度目となり、今回が年内最後となりました。馳せ参じた面々にも、夫々が抱えるお題の年内正答に向け、並々ならぬ意欲が感じられました。
以下、二日間の概要をご報告致します。』
三連休の初日は、各地でまとまった降雨も報じられていたため、岩の状態等も考慮して、初日の集合は10時とやや遅めの陣触れとなった。途中、千曲川に沿った谷間を囲む山々も鮮やかな紅葉に彩られ、秋の深まりが感じられた。
高級ブルーシートによる屋根掛けが施されたテントサイトは、テーブルやチェアに加えて、焚火台やBBQコンロなども設えられ、若干事件現場風の趣を漂わせながらも、快適な豪華キャンプ仕様。設営を終えて、課題の地となる姉岩へと向かう。途中の西股沢は昨日までの降雨による増水のため裸足で渡るが、かなりの冷たさ。
懸案の検定会場は人気が高く大盛況なため、少し登った岩場で稽古に励む。中央寄りのルートはなかなかに難しく、交代で少しずつロープを伸ばしていく戦法(極地法?)での高度獲得を目論むが、どうやっても3ピン目に届かずT内さんにトップロープを掛けていただいた。“卒業試験”はやはり難しく、裏口含めてなかなか攻略法が見いだせない状況。
陽が落ちると気温も下がり、夜は一段と冷え込んだ。お酒とH間さんの具沢山鶏鍋で身体の中から温まり、焚火を囲む。ブルーシートで側面を覆った半小屋掛けモードも保温性は抜群で、パピーのIトちゃんも焚火にご満悦の様子。
翌朝は、Oジュンさんの温かい粕汁を美味しくいただく。朝方合流したN野さんを交えた9名+ワンで、Y本さん肝煎りの“小川山レイバック”に向う。こちらも人気ルートのようで暫し順番を待つが、まだまだ時間を要しそうなので“ソラマメスラブ”に国替えを行う。横に拡がる岩場で、4本ロープを張っていただくが、手掛かり、足掛かりともに細かく苦戦を強いられた。
稽古を切り上げテン場に戻り、良く乾いたテントを撤収して帰路についた。
『気持ちの良い秋晴れの下、二日間じっくりと稽古を積むことができました。T内さんはじめ皆様、今回もご指導有難うございました。』