場所:山梨県甲府市 小瀬スポーツ公園
クライミング場
日程:6月22日(土)、23(日)
※天候 6/22:曇、6/23:雨
メンバー:T内、N野、Y本、O西S、
I松(記) ※6/23:A元
内容:・6/22:屋内クライミング場,
屋外壁
・6/23:屋内クライミング場
『前回の“太刀岡山・甲府幕岩の陣”に続く岩登り講習第二弾。遅れていた東日本の入梅も報じられ、外岩での計画は天候面で微妙な状況から、T内さんに県営の屋内施設を手配いただき、土曜の午後から日曜の昼まで、密度濃く稽古に励むことができました。
以下に両日の概要をご報告致します。』
中央道甲府南インター近傍の農産物直売所に集合し、そこから程近い稽古場となる小瀬公園に向かう。当日は梅雨入りしたものの、雲間から青空も覗く行楽日和で、様々な競技施設を有する公園の駐車場は略満車。敷地の奥まったエリアに、屋内クライミング場に屋外壁が併設されており、高さ12mの前傾したメインウォールは大迫力。
クライミング施設の利用許可証をお持ちのT内さんに、利用手続きと併せて、屋内練習場に設置されているオートビレイ用のデバイスを借用いただく。初めて使う文明の利器に恐々ぶら下がってみるが、結構初速がついて小心者には新たな感覚。
メンバーそれぞれ自身のレベルに応じたルートで、前腕の筋力と相談しながら稽古に勤しむ。四方にそうそうたる名峰が連なる山岳立県故か、上位グレードのルートの幾つかは、かなり辛めのセットとなっているとの声も聞かれた。個人的には、今回の目標を前回に続いて足で登る感覚の習得に置いていたが、思考に実践が全く伴わず、早々に腕の力を使い果たしてしまう始末・・・。
翌日は雨天予報のため、屋外に移動。下から見上げる前傾壁は、敵の侵入を阻む忍び返しを備えた堅固な城壁の趣。T内さん、N野さんにトップロープを掛けていただくが、無駄な手数が多いため前腕も限界を迎えて大いなる試練と化した。安定して立てる所では、手を下げて休ませることがポイントとのアドバイスをいただき(意識はしていても態勢不十分で殆どできていないことを痛感・・・)、一日目を終了。
日帰り温泉で筋肉をほぐした後、T内さんご夫妻のご厚意により、前回に続いてお宅に伺い、新鮮な地元の食材による料理を美味しくいただく。眼下に拡がる甲府の夜景を鑑賞しつつ、クライミング技術の伝承や、夏場の稽古、今年の到達目標等々についての思いを巡らせる。元気に活動するモフモフパピーの愛くるしい仕草を愛でながら、我が家の愛犬自慢から各人の持病・服薬披露、更には高齢期における健康と医療との関わり方など、今宵のテーマも多岐に及ぶ・・・。
夜半からはまとまった雨。特に、朝・晩は涼しく快適な一夜を過ごさせていただく。心尽くしの朝食をいただき、小瀬公園に向かう。二日目参加のA元さんと現地で落ち合い、屋内練習場でそれぞれ稽古に勤しむ。
前傾部分にもトップロープをセットいただき、昨日の復習を行うことができた。ホールド・スタンスとも細か目のルートなどにもロープを掛けていただくが、こちらは瞬殺で全く壁面に留まれない状態。
降雨のため、昨日の外壁には取り付くことができなかったが、替わって新たな伏兵が出現。公営施設のため幅広い利用を促す観点からか、アトラクション要素満載のキッズ向けルートも充実していたが、その中で回転する歯車状のホールド(φ1m程度)を繋げて登る課題は、回転を抑えつつ次のホールドに乗り移る微妙なバランス感覚が要求される、なかなかの高難度。
正午までそれぞれの力量に見合ったルートで稽古を積み、二回目の講習会を終了した。
『クライミングは登り込むことが重要、との言葉をよく耳にしますが、今回、貸し切り状態で幾つかのルートを繰り返し練習することができ、大変勉強になりました。両日にわたりご指導いただきましたT内さん、N野さん、有り難うございました。』