【山域】涸沢
【期間】2021年9月19日(日)、20日(月)
【メンバー】M森、他1名
【概要】
9/19(日)晴れ
8:00 上高地発
パノラマ新道経由
14:40 涸沢
17:20頃地震発生
9/20(月)
5:00 涸沢発
横尾経由下山
10:30 上高地
【内容】
9/19
前穂北尾根を目指し今日は涸沢まで。パノラマ新道経由で行くが、涸沢側に回り込んだ辺りは急斜面のトラバースで油断できない。装備軽量化の為、涸沢ヒュッテ泊りとしたので、のんびり昼過ぎに涸沢着。ヒュッテも、テント場も既に混雑している。涸沢小屋へ登り、北尾根の5,6のコルへのルートを確認。雪渓は無かった。
ヒュッテに戻り休んでいると、17時過ぎ、突然強い揺れ、一気に揺れが強まったので、震源が近い様だった。揺れは短時間で収まったが、「ザー」というような異音がする。外にでると、ヒュッテ前で多くの人が稜線を見ている。吊尾根、奥穂、北穂方面から雪崩の様に白煙を上げて岩が崩れてくる。テント場に向かって避難を呼びかける人もいた。小屋やテント場まで達するのではないか?と不安になったが、斜面の半ば辺りで止まったようだ。
暗くなってからも余震があり、これはどの辺りまで崩れてきたのか分からなかった。テント場から避難し、ヒュッテ回りでマットとシュラフで過ごす人がおおぜいいた。涸沢はスマホの圏外で(これは意外に感じた)ニュースを聞くことは出来なかった。ラジオがあれば、放送を受信できたかもしれない。
ヒュッテからは夕食時、明日は上部への行動は避け、下山する様、要請が出た。
9/20
北尾根の状況が判らず、余震も続いているので、横尾経由で下山とする。ガレ場では山岳警備隊の方がパトロールしていて、速やかに通過する様アドバイスされた。上高地への下山途中で、震源は西鎌尾根の方らしい、小槍の上部が崩れたらしい、といった話を聞いた。(真偽は未確認)
気象庁HPより
2021/9/19 9時
関東の沖に弱い低気圧がある。
中国東北区に中心もつ高気圧が日本付近に張り出し全国的に晴天。東京の最高気温は29.2℃
9/20も本州付近の気圧配置に大きな変化はなく晴天が続いた。