【日程】2020/8/1(土)~8/3(月)
【山域】池山尾根から空木岳⇔南駒ケ岳
【メンバー】M森、会員外1
【概要】
当初、光岳を小屋(営業していないが宿泊棟開放)泊りで計画していたが、芝沢ゲート先の林道が梅雨の大雨で崩落し、歩行者も通行禁止となってしまったため、避難小屋2泊で空木岳に変更した。長引いていた梅雨も入山時にはようやく明けていた。
8/1(土)晴れ後曇り、夜間は晴れ
7:10 登山口発 920m
9:25 池山の水場 1750m
10:10 尻無 1930m
11:30 迷い尾根 2230m
12:00 ヨナ沢の頭 2330m
13:00 空木平分岐 2540m
13:25 空木平避難小屋 2520m
登山口の駐車場には30台ほどの車が停まっていた。予想外に多い。ここからの登山者は空木岳を目指す人が大半と思われ、避難小屋が混雑するのでは?と少々不安になる。池山尾根は、小地獄、大地獄付近を除けば全体的にゆるかやか歩きやすい道。登山道から外れることなく利用できる水量豊富な池山の水場もありがたい。各所の道標は新しく、標高も入っていて分かりやすい。
空木平避難小屋に着くとまだ誰もいない。宿泊者は他に関西からの4名パーティーだけ、起きている間は出入り口や窓を開け、皆マスクをしていた。
小屋前には水量豊富な沢があるが、ネット上では要煮沸としている記事もあり、念のため、飲料用は煮沸した。小屋は2003年に新築されたとのことであり、窓が多く、明るく、風通しが良い。トイレもし尿をステンレスのタンクで受け、ヘリコプターで下ろす方式できれいだった。
8/2(日) 晴れ後曇り
2:50 小屋発
3:50 駒峰ヒュッテ
4:10 空木岳 2864m
4:50 日の出
7:00 南駒ケ岳 2841m
8:40 すり鉢窪避難小屋 2550m
11:00 空木岳
12:50 空木平避難小屋
山頂で日の出を迎えるため、3時前に出る。山頂は気温10度、日の出が近づくとガスが晴れ、雲海の上に南アルプスの稜線が広がった。
往復する南駒ケ岳はコースタイムで2時間だが、随分遠く感じる。実際には起伏は少なく、快適な稜線歩きだった。南駒ケ岳の山頂では岩のくぼみに溜まった水で、岩ひばりが水浴びをしていた。
帰路はまだ足を踏み入れたことのないすり鉢窪に寄る。斜面は高山植物が豊富、
避難小屋まで下りるとカールの底の様で、のんびり過ごしたい雰囲気。小屋やトイレも空木平避難小屋同様、快適そうだった。しかし水場が無い?のが難点か。
空木平小屋はインターネットは圏外だったが、電話やメールは繋がった。
8/3(月)晴れ
5:00 空木平避難小屋発
9:05 こもりが沢の岩窟
10:10 登山口
小屋内とトイレを念入りに清掃して後にする。(水が豊富なので、掃除用の水が入ったペットボトルが何本も置いてあった。)池山の水をお土産に汲み、光前寺の
開祖が修行したという洞窟に寄る。
コロナ禍の時期だったが、入山者は少なく、以前とほぼ変わらない静かな山行が楽しめた。
気象庁HPより
2020/8/1 9時
気象庁は関東甲信越の梅雨明けを発表、平年より11日遅れ。
日本付近は太平洋高気圧に覆われているが、関東の東に弱い低気圧がある。この配置は3日間、ほぼ変わらなかった。
高知大学HPより
2020/8/1 9時