【日程】2020年6月20日(土)
【山域】北アルプス 針ノ木岳
【メンバー】M森、A部、H間
【行動概要】
7時 扇沢発 1400m
9時 標高 1750m付近 雪渓上に降り、シール登行開始
12時半 マヤクボのコル 2670m
13時15分 針ノ木岳 2821m
14時10分 マヤクボのコル発
14時45分 標高 1750m地点
16時50分 扇沢
10日ほど前に梅雨入りが発表されたが、前日の雨も夜には止み、扇沢では夜中に天の川が良く見えていた。
朝から青空が広がる。タニウツギやキヌガサソウが咲く夏道を板を背負って登るが、板が木の枝に頻繁に引っ掛かって難儀した。約2時間で雪渓の上へ降りる。ここからシールで登る。マヤクボ沢出合い付近はガスに覆われていた。ここからアイゼンを履き、板を担ぎ、マヤクボ沢を登る。
沢筋は雪が消えている個所があったが、右端に沿って登ると、稜線(マヤクボのコル)まで雪は続いていた。稜線手前で残雪は50cmほど。コルに板を置き、山頂を往復する。峠から山頂への夏道は雪の斜面のトラバースになっていたが、コルからの夏道に雪は無く、ガレた歩きにく道。 山麓はは雲海の下。山頂からは白馬岳から槍、穂高まで望むことができた。
コルからの斜面、ザラメ雪だが所々に硬いところがある。針ノ木雪渓は下るほど石や木の枝が増え、板を傷つけないように気を使う滑りだったが、皆ほぼ転ぶことなく、無事滑降終了。
計画では、翌日は白馬大雪渓を予定していたが、露天風呂に入りながら相談。満足度、疲労度ともまずまず。もう少し滑りたい・・くらいで止めておくのが安全でもあろうし、ということで白馬岳は中止し、針ノ木雪渓が今シーズンの板収めとなった。
気象庁HPより
2020/6/20 12時
前線は日本の南に離れ、日本海の高気圧が東進。安曇野側は雲が多かった。
高知大学HPより
2020/6/20 12時
可視画像
・日本海の高気圧一帯と、北アルプス北部に雲が多いが、下の赤外画像では
灰色に写り、雲頂の高度は低いと思われる。
高知大学HPより
2020/6/20 12時
こちらは赤外画像。白い雲ほど雲頂の高度が高い