【山域】会津・倉淵山 1244m
【期日】2020年2月22日(土)
【メンバー】I松(L)、M森
【行程】8:00 小立岩集落 670m 発 → 9:45 900m 気温0℃、シール登高開始 → 11:27 倉淵山 1244m着、12:45発 → 15:10 車道
当初、小立岩集落→倉淵山→窓明山→坪入山→小沢山→小立岩を2泊で一周する計画であったが、23日冬型強まり、天候が荒れるとの予報で、倉淵山までの往復とした。
小立岩集落奥の空きスペースに駐車させていただく。積雪は30cm以下程度、地面が露出している個所も多い。板を背負い、鳥居をくぐって登りはじめるが、登山道はなく、取りつきは急斜面で岩が露出している個所もある。板を履けるようになるのは、1時間45分、230m程登った標高900m付近からだった。地区の境界標石が所々にあり、これの設置や点検?で地元の方が入ることがあるのか、「境界石は大切に」という標識や、ブナの幹にH11年等のナタメを見かけた。
標高900mから先は、シールで登るには十分な雪があり、さほどブッシュも気にならなかった。倉淵山の山頂からは木々のあいだに、真っ白な三岩山、窓明山、坪入山方面の魅力的な斜面が望まれた。時間的にはまだ余裕があったが、明日は大荒れの予想で、今日も午後は雨から雪になる予想なので、残念ながら引き返すことにする。
その前に、先日の例会で話題になった「シールの予備」として、I松さんが持ってきたバンド式のシールが使えるものか?取り付けて様子を見る。最近の板は幅が広いこと、トップの丸みが大きいことなど、付ける上で工夫が必要。直登であればシールの利きは良さそう。しかし、横ずれに弱く、容易に板とシールの間に雪が入ってしまう。テープやバンドで補強すれば何とかなるかもしれない。
下りは、登路と沢をはさんだ西側の尾根を滑る。意外と悪くなかったが、やはり雪が多ければもっと楽しめそう。標高900m付近で、雪がなくなり、まばらな木立の急斜面になる、落ち葉で滑り易く、板を背負て、兼用靴で下るの怖かった。木の枝をつかみながら、後ろ向きに慎重に下りた。
三岩岳登山口(二重滝下流)標高780m付近の積雪量比較
国土地理院
小立岩集落(右側)から倉淵山(左側)への登路(上)、下降路(下)
今回の教訓
・下部は雪が少なく、スキーになりそうになくても、しばらく我慢して登れば雪は出てきて、十分スキーが楽しめる斜面が広がっていた。麓の状態だけで、「雪が少ないから中止」としないほうが良い。
・このような場合、板を背負って登下降する箇所の安全性がポイントになる。登山道がない場合は、往復同じルートにする、沢ではなく、尾根沿いにするなどが必要な場合もある。
2020/2/22 9時 気象庁HP
日本海北部を前線を伴う低気圧が東進。桧枝岐周辺は昼まで青空が見えていたが、15時頃から小雨、夜半に雪となった。
2020/2/22 9時 高知大学HP
可視画像
日本海の前線付近と、日本の東の高気圧の縁に雲が目立つが、東北地方の雲は薄い。