静寂の奥深い会越の山並みが印象的
【日時】2019年2月23日(土)、24日(日)
【場所】R401→三岩岳→窓明山→家向山→R401
【メンバー】I松、A部、M森
【行程】
前夜、道の駅番屋泊り。
2/23(土)
7:50 R401 登山口発 770m
13:00 三岩岳避難小屋 1840m
15:00 三岩岳1900m上まで往復1時間、小屋戻り
三岩岳登山口の広い路側に駐車。他に車は1台。尾根に上がるまでは急斜面で、雪面が固く、クトーを付けて登るが、転んだら危なそうな斜面だった。南岸を低気圧が通過、上層を気圧の谷が通過する影響か、途中から小吹雪模様となる。3人パーティーが滑ってくるのに出会う。1450m付近から引き返してきたと。尾根沿いで
ルートは明瞭。上部の針葉樹林帯に入ると風は弱まる。視界は100mほどか。GPSを見ながら小屋に近づく。モノトーンの視界の中、三角屋根の上部1m程が露出しているのを見つける。視界が悪いとGPS無しでは見つけるのは難しいかもしれない。
小屋に着かないときに備え、ツエルト泊装備で来たが、周囲の樹林帯ならツエルトで泊れそうな感じ。小屋は二階の窓から入るが、狭く、内部の足場が不安定(脚立)、両足から入り、上体から出るのがコツの様だ。窓枠をまたいでしまうと出入り出来ない。スマホは圏外。
小屋内部は数m四方程度、丸太造りで、きれい。1階の壁三面とドアにも窓があり雪が無ければ明るそう。冬はほぼ真っ暗なのでヘッドライトが必要。1階の板の間は六人程度ならゆったり寝られそうな広さ。
三岩岳へ向かうが、視界が悪く、1900m上で引き返す。粉雪とクラストが入り混じった油断出来ない斜面。小屋内は-8℃~-10℃程度。
コンロ、食事は各自用意したので、水や食事は各自で作った。
2/24(日)
4:00 起床、小屋内部清掃
6:30 小屋発
7:40 三岩岳 2065m
8:30 鞍部でシール貼り付け
10:30 窓明山 1843m
12:00 家向山南西ピーク1520m
13:00 車道出
夜中トイレに起きた時は風が強く、雪が舞っていたが、5:40頃、明るくなってきた外へ出ると、快晴、風も弱い。小屋の中に入った雪を念入りに掃除してから出発。三岩岳の斜面は、クラストと粉雪シュカブラ状が入り混じっているが、傾斜は緩いので、意外と滑り易く、楽しかった。しかし樹林帯に、入ると、雪面の凹凸が大きく、なるべくこれを避けて、窓明山との鞍部の少し北側に滑り込む。窓明山への稜線は、雪庇、稜線北側は密な樹林帯で雪面の凹凸が大きく、思ったより時間が掛かる。
窓明山から家向山への斜面は新雪斜面で滑り易い。家向山へは100mほどの登り、その先はザラメ雪のブナ林で既に春スキーの雰囲気。上着もオーバー手袋も脱いだ。カスミ沢山からは林間の狭い急な下り、雪は柔らかく、横滑りを駆使して下る。最後は夏道から離れ、東側の小沢沿いに車道に出た。
先週の鍋倉山とはまた違った、針葉樹林広がる上部大斜面、下部のブナ林と変化が大きい。天候も土曜日は冬、日曜日の昼間は春山の雰囲気。二日目の稜線は他パーティに出会うこともなく、自分たちだけで斜面を楽しむことが出来た。
気象庁HPより
2/23(土)9時
関東の東を低気圧が通過、大陸から高気圧が張り出し、冬型の気圧配置に
桧枝岐アメダス
-1.1℃、積雪138cm(平年157cm)
500hPa天気図 2/23(土)9時
5220~5400mの気圧の谷が北日本を東進、北海道上空で-36℃以下の寒気を伴う。
2/24(日)
本州は移動性高気圧に覆われている
桧枝岐アメダス
-3.2℃、137cm
500hPa天気図 2/24(日)9時
気圧の谷は日本の東に抜け、本州上空は等高線の間隔が広くなってきた。