谷川岳(天神平)雪訓

日時:12/15() 930分~15(小雪のち曇)

場所:谷川岳天神平

参加者:A()(L)M(SL)H野,T置,I出,I

 

訓練の概要:

①シーズンを迎えるに当たっての、装備と基本技術の確認。

②雪崩発生に伴う埋没を想定した対応訓練

③ゲレンデでの滑走練習

メモ:

直前の寒波の影響(恩恵?)で、天神平での積雪は約1m。

先ずはシールを装着して、北側の田尻尾根への斜面の中段まで登り(ひざ下ラッセル)、雪面観察とピットチェックを行う。

表面から約6070cm下の堅い層の上に、降り続いた新雪が載った状態。

シャベルコンプレッションテストでは、手首・肘を支点にした圧力に対しては、積雪は均等に飛散。肩支点で、上記の層から大きく破断することが確認された 。

講師のH野さんから、より実践的な方法として、ハンドテストについて紹介いただき、先程と同様の破断状況を確認。

 

続いて、メンバーの一人が雪崩に巻き込まれたとの想定の下、初動から、捜索・発見までの一連の動きについてのシミュレーションを行った。

はじめに、講師のA部さんから、雪崩発生直後の対応(大声で仲間に伝達,周囲の安全確認,目視による最終埋没エリアの特定,同時刻の共有)について説明を受け、3人一組で実際に時間を計測しながら模擬訓練を実施した。

一刻も早く埋没地エリアに到達するためには、流された距離や積雪状況等からアプローチ方法の選択や、捜索メンバー間での意思統一なども重要な要素であることが理解できた。

そ の後、会必携セットによる滑落者等の実践的な引き上げ訓練を行った。

要救助者までの距離に応じて連結したメンバーの細引きの一端を、スキー等によるアンカーに固定し、中間の折り返し部分を要救助者簡易ハーネスのカラビナに通して、1/2システムでの引き上げを実施。

連結方法は諸説あるが、今回の2本束ねてのエイトノットは、比較的カラビナ通過もスムーズなことや、要救助者の状況に応じて、ゴボウと肩絡みによる確保も有効であることなども実感できた。

 

最後に何本かゲレンデ滑走を行う。

周辺斜面は雪上訓練を行うグループで大盛況ながら、スキー場は未稼働のリフトや滑走禁止のコースもあって至って静か。

上質パウダーも楽しめた初滑りとなっ た。

 

以上

 

 

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