2018 .05. 10 (木) ~ 6. 08(金)
A部
1 はじめに
これまで車による日本一周、徒歩日本横断、残る日本縦断は当初計画にはなく縦断を行えば一区切りとなると思い自転車で実行することにした。自転車は不慣れなので、30歳の時に作ったロ-ドレ-サ-で練習を始めたが、最初は20kmも走ると疲れてしまう有様であった。自転車も改良を重ね荷の軽量化も行いチャリ旅に出かけることにした。
2 日 程
移動日 < 5月10日(木)> 晴れ 19 km
東京駅 == 新大阪 == 鹿児島中央 ==15:36山川 ・・ 道の駅 山川港活お海道泊
装備を局留めで送っておいたので、荷は自転車とザックのみ。それでも輪行袋は重く移動しづらい。スキ-装備がプラスされたらさぞ大変だろうと思う。新幹線はやはり速い。山川駅到着。自転車を組み立て山川郵便局留めの荷を自転車に取り付ける。砂蒸し♨へ行ってみるが時間オ-バ-で入れず。開聞岳が大きい。道の駅では、自作キャンパ-のおじさん(大工さん)と2人だけの静かな夜であった。
第1日目 < 5月11日(金)> 快晴 129 km
7:00山川港活お海道 ・・・ 山川港 ・・・ 根占港 ・・・ 佐多岬 ・・・ 根占港 ・・・・ 16:10 道の駅 錦江にしきの 泊
さすが南国、暖かく昨晩はぐっすり眠れた。快晴の空の下開聞岳に見守られ根占港へ。潮風が心地よい。フェリ-からは桜島も遠望できた。1時間余りで根占港に到着。ここから佐多岬まで40km強の道のりで以外とアップダウンがあった。日本一周の時は車だったのでほとんど気がつかなかったが改めて文明の利器を感じる。ガジュマルの前で記念撮影。「さあ、いよいよ日本縦断が始まるぞ!」と気合いが入る。今回は恥ずかしながら安全も考え「日本縦断中」と書いた反射板を自転車の後ろにつた。結果的にこれが、たくさんの出会いにつながった。
第2日目 < 5月12日(土)> 快晴 124 km
5:30道の駅:錦江にしきの ・・・ 国分 ・・・ 伊佐 ・・・ 水俣 ・・・19:00道の駅 水俣泊
心地よい波の音で目覚めた。快晴だ。計画段階ではすべて外食と考え準備していたが、朝晩の食事はやはり温かい物を食べたいので昼は外食、朝晩は食材現地調達で自炊を基本とするに変更し本番に臨んだ。装備は若干増えたが正解だったと思う。海岸線を五月晴れの風を受け走るのは実に気持ちいい。
第3日目 < 5月13日(日)> 雨ツ 18 km
8:00 道の駅水俣 ・・・湯浦 ヘルシ-パ-ク芦北 ・・・15:30 T嶋さん宅 泊( 佐敷 )
昨日、会のY作さんからTELがあり、熊本のY作さんの友人宅に泊めていただくことになる。時間が早いので湯浦の温泉でまったりした。T嶋さん宅で地元の友人も集まり奥さんの手料理で大変ごちそうになり恐縮の一晩だった。
第4日目 < 5月14日(月)> 晴れ 107 km
5:50 T嶋さん宅 ・・・宇城市 ・・・15:00鹿北ゆ-かむ温泉 ・・・17:50岩野川 河原 泊
牛乳屋さんのT嶋さん家族は朝が早い。暗いうちに仕事に全員出発されていたので後でお礼のTELをする。昨日は雨で距離が伸ばせなかったので今日は少し頑張ろう。
第5日目 < 5月15日(火)> 晴れ 108 km
5:50 河原T.S.・・・熊本 ・・・太宰府 ・・・16:00道の駅むなかた ・・・17:50S野さん宅泊
太宰府で歩道に乗り上げる際、縁石の段差が通常の倍あり転んでしまった。不意の転倒でペダル固定のままでけががなかったのは不幸中の幸いであった。貴重な進入角度注意の学習ができた。道の駅むなかたでブルベで600km体験者の方に話しかけられ、是非我が家へと勧められお世話になる。白い独創的な家で奥様は海外でも名の通った作家の素敵なご夫婦であった。
第6日目 < 5月16日(水)> 晴れ 136 km
早朝、S野さんに道の駅まで併走していただき6日目をスタ-ト。幹線を外したさすが地元のチャリダ-お勧めコ-ス。途中、ドライバ-から「同じ匂いがしますよ。頑張ってください」とエ-ルをいただく。嬉しい限りである。海岸線を走り小倉に入る予定であったが、なんと若戸大橋は自転車通行不可!2h30‘迂回することになってしまった。自動車専用道やバイパスは要注意である。関門トンネルは徒歩、自転車は押して通れるトンネルで海の下とは思えなかった。
第7日目 < 5月17日(木)> 晴れ 104 km
6:00 道の駅 北浦街道豊北 ・・・ 萩 ・・・ 田万川温泉憩いの湯 ・・・17:40 道の駅 ゆとりパ-クたまがわ 泊
明日天気が崩れる予報なので距離を伸ばそうと思うがやはりそうはなかなか行かない。1日100km走行くらいが一番いいようである。3時起床、5時半出発パタ-ンは山の行動と同じ。日本海がきれい。車では味わえない自転車ならではだろう。飽きることはない。
第8日目 < 5月18日(金)> 雨ツ 64 km
5:50 道の駅 ゆとりパ-クたまがわ .・・・ 12:10 国民宿舎 千畳苑 温泉 ・・・16:30 民宿 江川 泊
今日は雨。しかも大雨との予報。完全装備でスリップしないよう全神経を集中して走る。今旅初の民宿に泊。リ-ズナブルで口数は少ないおばちゃんもいい人。出張時の定宿とする人が多いというのもうなずけた
第9日目 < 5月19日(土)> 曇り 小雨 天気不安定 北風ツ 100 km
5:30 民宿 江川.・・・ 道の駅 キララ多岐(昼食) ・・・ 17:10 湯の川温泉 ・・・ 18:40 道の駅 湯の川
小雨混じりの強い北風、しかも向かい風で一桁台のスピ-ドで北上するもなかなか距離が伸びない。昼食は大奮発して豪華海鮮丼。斐伊川に架かる長い「からさで大橋」はあまりの強風のため、危険を感じ自転車を押して渡る。今回、初であった。橋を渡り終わって荷の緩みを直していると道路脇で農作業していたおじさんが手伝ってくれお茶までごちそうになる。
第10日目 < 5月20日(日)> 曇り 北風ツ 寒い 111 km
5:50 道の駅 湯の川 ・・・ 米子 ・・・ 19:20 道の駅 はわい 泊
今日も北風の向かい風。まあ雨よりいいがこれも山のトレ-ニングの一環と思えばありがたいと思わねばと自分に言い聞かせながら、ペダルを踏む。大山は日本海からそそり立ち存在感がある山だ。道の駅「はわい」はチャリ進入禁止で手前のPにて泊。自転車を立てかけた時、バックミラ-が外れ草むらに落ちてしまい探すが見つからず。明日明るくなってから探すことにする。空気入れのパ-ツ紛失も発覚。ダブルシュックのまま就寝。
第11日目 < 5月21日(月)> 曇り 風ツ 92 km
5:50 道の駅 はわい ・・・ 鳥取 ・・・ 道の駅 大山恵の郷 ・・・19:20 道の駅餘部(あまるべ)泊
空気入れのトラブルは、パンク時致命的になるのでパンクしないことを祈りながら、鳥取市駅前の自転車専門店を目指す。ネットでの情報入手は本当にありがたい。ポンプ゚とバックミラ-購入。安堵した。購入したバックミラ-は大型で後方視界が広くしかもライト付き。おかげで恐怖の後方トラック確認がずいぶん楽になった。何が幸いするかわからない。人生そのものだ。その後快調に走れ、精神的な安心感というものはとても大切と思った。
第12日目 < 5月22日(火)> 雨のち曇り 91 km
5:50 道の駅 餘部. ・・・ 白うさぎ ・・・ 浜坂 ・・・ 19:30 道の駅 宮津 付近の漁港市場P 泊
自転車で走っているとその土地の行政がよくわかる。今日走った兵庫県香美町の道路は素晴らしかった。歩行者、自転車を大切に考えていることがよくわかる。ほとんどの都道府県の道路は自動車最優先で歩道は付け足しが実に多い。トンネル通過は本当に危険で、そこはこれまでの中で最も安心して走れた。トンネル新設時の良いお手本だと感心した。
第13日目 < 5月23日(水)> 雨 53 km
風でテントがあおられ夜中に何度かテント張綱・支点を直す。下界でのテント
設営地選定はなかなか難しい。今日も雨模様なので早々に切り上げる。途中、日本
縦断の反射板の紛失に気づき、2作目取付。走行中、想像以上に風であおられちぎれたのだろう。
第14日目 < 5月24日(木)> 曇りのち晴れ 108 km
5:50 シ-サイド高浜 ・・・ 小浜 ・・・ 敦賀 ・・・ 越前 ・・・ 鯖江 ・・・ 18:00道の駅 西山公園 泊
会友のN村さんは金沢に帰ってきているかもしれないがTELがわからないので
連絡は無理かなと思っていた矢先、メ-ルが入る。なんとその本人からであった。
あまりのタイミングにビックリポンであった。早速、連絡を取る。富山のT田さんとも連絡を取る。
第15日目 < 5月25日(金)> 晴れ 88 km
5:50 道の駅 西山公園 ・・・ 福井 ・・・ 小松 ・・・ 16:00 N村さん宅 泊(金沢)
金沢市内ど真ん中にもかかわらず閑静な住宅地のN村さん宅にお世話になる。素敵な自転車が玄関先においてあった。家の用事で多忙にもかかわらずおもてなししていただき恐縮した。
第16日目 < 5月26日(土)> 晴れ 54 km
8:30 N村さん宅 ・・・砺波・・・となみの湯・・・サイクリング道・・・ 高岡見学・・・・21:00高岡 泊
R359で富山を目指す。200mほどの内山峠を超えれば砺波まであと少し。道の駅砺波でT田さんと合流。慢心の笑顔で迎えてくれ嬉しかった。庄川沿いのサイク
リング道は素晴らしい。国宝瑞龍寺を見学。T田さん行きつけの料亭で地元の海の幸を堪能させていただく。
第17日目 < 5月27日(日)> 快晴 118 km
5:50 高岡 === サイクリング道 ・・・ 富山 ・・・ 黒部 ・・・ 16:30 道の駅 名立 泊
T田さんにサイクリング道スタ-ト地点の海王丸パ-クまで送っていただく。海岸線沿いル-トは気持ちいい。黒部で市民マラソン開催中に遭遇。後で知ったがこの時、甥っ子が出場していた。今日はこの旅、最要注意区間の親不知の通過が待っている。偶然にも日曜日ということで大型トラックは少ないようでラッキ-であった。それでもトンネルに入る度に気合いを入れ直して通過する。車では何度となく通っている道であるが自転車となると大違いである。懐かしの栂海新道拠点も無事通過。昨年を思い出す。海てらす名立に着いたときは本当にほっとした。
第18日目 < 5月28日(月)> 晴れ 128 km
5:50 道の駅 名立 ・・・ 糸魚川 ・・・ 柏崎 ・・・ 18:00 新潟 泊
今日は新潟まで。距離は長いが風もなく日本海に沿って走るのは気持ちいい。
なんといっても故郷新潟に向かうのは何ともいえないものがある。柏崎で友達の実家に寄りお線香を上げてくる。兄宅ではいつも歓迎してくれありがたい。甥っ子が昨日黒部マラソンに出たことを知り記録を見せてもらう。仏壇の両親に旅の無事をお願いする。
第19日目 < 5月29日(火)> 晴れ 93 km
6:30 新潟 ・・・・ 村上 ・・・ 19:00 道の駅 笹川流れ 泊
朝、市内に住む妹宅による。お昼にと筋子入りのおにぎりとおかずをいただく。
母親の味がした。新潟県は南北に長く、山形県までかなりある。日本海沿いにずっ
と走っているが飽きることはない。特にこの笹川流れは奇岩が多く夏は海水浴客
で大賑わいであるが今は静寂そのもの。
第20日目 < 5月30日(水)> 時々小雨後晴れ 116 km
5:50 .道の駅 笹川流れ ・・・ 油良 ・・・ 酒田 ・・・ 15:30 道の駅 象潟 泊
不安定な天気の予報であったが雨はわずかにぱらつく程度。起伏のほとんどない道路を快調に走る。酒田に近づくにつれ鳥海山がその姿を現し裾野の広さを実感。鳥海山は山スキ-で滑っており大好きな山の一つである。道の駅併設の温泉から眺める鳥海山は格別である。24H解放の休憩室が利用でき日本一周中の若者2人と泊まる。一人は20回以上パンクしているという。軽量化はやはりパンクに影響することが実感できた。
第21日目 < 5月31日(木)> 曇り後雨 80 km
5:50 道の駅 象潟 ・・・ 由利本荘 ・・・ 秋田 ・・・13:30 道の駅 天王 泊
今日も天気が不安定で午後からは高い確率で雷雨注意報が出ていたので昼過ぎ
には本日の宿泊地まで走ることにした。朝食が早いので10時頃には昼食。朝・昼・行動食・夕食と4食ペ-スでちょうど良かった。海岸線のサイクリング道で砂の吹きだまりにはまりSPDペダルが外れず転倒。幸いけがなしてあった。見守られている自分を感じた。
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第22日目 < 6月1日(金)> 雨後曇り 81 km
7:10 道の駅 天王 ・・・ 八郎潟 ・・・ 能代 ・・・ 道の駅 はちもり 泊
雨で出発を遅らせた。昼前には雨も上がる。本日、カセットガスを購入。今回は山用のガスではなく家庭用のカセットコンロ用ガスを使用。理由はコンビニで手に入るという点である。昨年、日本横断で実証済みである。今回の旅では、食糧調達・水確保・ゴミ処理の心配無用ということは山とおおきな違いである。次の候補地点を計算しながら、なおかつ緊急時用の水、食糧は確保しつつ軽量化を考えることは山と共通である。
第23日目 < 6月2日(土)> 雨後曇り 123 km
5:50 道の駅 はちもり .・・・ 深浦 ・・・ 青森 ・・・ 17:30青森健康ランド・・・青函フェリ-23:30(フェリ-船中泊)
今日はいよいよ本州完走である。ロングランとなるが気合いが入る。教えてらったR101は起伏も少なく海岸線もきれい。やはり地元の情報はありがたい。ロングランはル-ト取りが大切と実感。白神山地、岩木山と好きな山見えると力が湧いてくる。
第24日目 < 6月3日(日)> 朝雨後快晴 137 km
3:30 函館フェリ-タ-ミナル ・・・ 森 ・・・ 長万部 ・・・道の駅 豊浦 泊
最終ステ-ジに入る。6月の北海道は憧れであった。空気が違う!道路が広い!スケ-ルが違う!今日はできたら豊浦まで。路面はいいとはいえないが信号がほとんどなく快調に走っていた。しかしアクシデントはこんな時に起きるもの。路面の陥没を避けきれず通過したときのショックでなんとキャリア-を固定している6mmのステンレスボルトが2本破断してしまった。これには本当に困った。落ちた部品を探しているとすぐ前の家のおじさんが出てきて探してくれた。息子さんまで一緒に手伝ってくれ、家にあるボルトで固定してみたりしてみたがうまくいかず、知り合いの自動車屋さんやホ-ムセンタ-でボルトを探し買ってきてくれなんとか固定することができた。この旅でいろいろ人にお世話になっているが本当に助かった。困っている人を助けることが、この旅での恩返しになると思った。
第25日目 < 6月4日(月)> 快晴 101 km
6:30豊浦 ・・・ 喜茂別 ・・・ 13:30中山峠 ・・・ 15:00札幌
今日は札幌まで。羊蹄山が大きい。途中休んでいると農家のおばちゃんが声をかけてきて冷え冷えのドリンクをいただく。今日の北海道は全国一の最高気温を記録した日であった。こんな日に中山峠超えとは・・・これも山のいいトレ-ニングと思えばありがたもの。一漕ぎ一漕ぎすれば必ず峠に到着することは間違いない。車だけが要注意。幌山の会のA元さんが藻岩山下、慢心の笑顔で迎えてくれた。この旅ではこんな場面がいくつもあり、嬉しかった。八甲田山でご一緒したSさん、Oさんも集まってくれ縦断の旅の成功を祈っていただいた。焼き肉をごちそうになりこんな幸せな気持ちにしてくれる山の仲間はありがたいものだと思った。
第26日目 < 6月5日(火)> 晴れ 107 km
5:50 札幌・・・ 当別 ・・・ 新十津川 ・・・14:00 道の駅 サンフラワ-北龍 泊
早朝の札幌はすがすがしく、昨日教えていただいたル-トを走る。豊平川沿いのサイクリング道は素晴らしい!それにしても北海道の道路は広い!さすがに昨日の峠越えの疲れが大きく残る。予定より前で泊とする。例の6mmボルトが緩みがち。装備の不調は行動に大きく影響するので今回も貴重な経験と自分の引き出しに入れておこう。
第27日目 < 6月6日(水)> 快晴 149km
5:50 サンフラワ-北龍 . ・・・ 留萌 ・・・ てしお温泉 夕映え ・・・19:30道の駅 手塩 泊
今日は手塩まで 今回最長距離となる。この旅初のパンク。この旅最後になるだろう道の駅手塩にて泊。さすがに最北に近く夜は冷え込む。
第28日目 < 6月7日(木)> 曇り後雨 125 km
5:00 道の駅 手塩 .・・・ 稚内 ・・・10:30 宗谷岬 ・・・ 13:30ライダ-ハウスみどり湯 泊
いよいよ今日は宗谷岬!朝の始業点検にも気合いが入る。キャリア-の緩みは細引きでかろうじて固定してある。天気は北に行くほどあまり良くないようである。道路標識に稚内が出てきた時は本当にここまで来たんだなと思い嬉しかった。稚内に入り宗谷岬に向け雨のラストランである。これまでのことがいろいろ頭に浮かんでくるが最後まで気を抜かぬようペダルを踏んだ。着いた!宗谷岬!もう風雨の寒さは感じなかった。こんな天気でも観光客はいた。休憩場で昼食後、稚内へ戻る。向かい風の雨で時間がかかる。これまでは常に北上してきたが初めて南下。
移動日 < 6月8日(金)> 晴れ
6:00 ライダ-ハウスみどり湯 .・・・ 6:40 南稚内 ・・・ 旭川 ・・・ 札幌 ・・・新函館北斗・・・ 大宮
昨日、自転車を輪行袋に入れ、荷物は宅配に出し、帰路のキップ購入がてら南稚内駅周辺を散歩した。宿泊したライダ-ハウスは有名らしく夏場の最盛期は50人もの宿泊者とのこと。気さくなおばちゃんで、ボランティアだよと笑っていたが今の時代1000円で気持ちよく泊まれる宿はそうないだろう。昨晩は、おばちゃん、チャリ日本一周の若者、ライダ-、列車マニアで話が盛り上がった。みどり湯という銭湯が併設されており、そこは子供の頃に入った、半世紀前の銭湯そのものであった。いい宿だった。
目が覚め「さあ今日はどこまで走ろうか」と一瞬考えたが、もう帰る日かと思い直す。旅人達に別れを告げ電車に乗り込む。電車はなんというスピ-ドで走る化け物なんだろうと思った。この一ヶ月あまりの旅のことがいろいろ脳裏をかすめる。ある意味、昨年の日本横断よりも危険の多い旅であった。この旅を無事終えられたことは、家族、山の仲間、地元の人、旅人・・・たくさんの人たちのお陰とつくづく思う。ありがとうございました。
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M森 (金曜日, 16 11月 2018 20:10)
自転車のスピードならではの出会いがあるのでしょうね。自転車は人力を最も効率よく変換する乗り物で、空は飛びませんが飛行機に近いと思っています。(無駄がない機械)
A部さんのロードレーサーは、ダウンチューブにシフトレバー、フォークの曲がりも大き目のようで、懐かしいスタイルです。
A部 (火曜日, 05 3月 2019 08:42)
自転車の潜在能力の奥深さを再発見する旅でもありました。M森さんのロ-ドレ-サ-も渋いですね。TSMCも自転車愛好者がちょっぴり増えて嬉しいです。
自転車+山、自転車+山スキ-と世界を広げていきたいです。