↑5:45 水ケ塚公園より。赤線は滑降概略ルート(雪渓の間はブルドーザー道をトラバース)
日時:2018年5月12日(日)
天候:晴れ後薄曇り
メンバー:M森、I松、M浦、EB戸
凡その行程
7:00 富士宮五合目発
9:44 八合目 3230m、運動靴から兼用靴に履き替える
11:11 九合五勺 板をデポ
13:00 火口縁
九合五勺~2800m付近まで滑降(途中、徒歩でブルドーザー道トラバース)
15:50 五合目戻り
朝、水ケ塚公園駐車場でM森リーダーと出会った。富士山を眺めながら本日の滑降コースの説明を受ける。宝永火口上で雪が終わっている雪渓を頂上から滑り、雪が切れているので歩いて西側の雪渓に入り滑降するとのこと。公園から見る富士山は、ほとんど茶色で上部に雪の筋が少しあるといった感じだが、右下に宝永火口を配置した構図は、なかなか良いと思った。
予定どおり6:30頃、富士宮口駐車場に4人は集合した。今日は、頂上まで板を背負うことになると予想してシールは置いていくことにする。兼用靴を装着した板をザックに取り付けて運動靴で歩くことになった。
7:00 富士宮五合目出発。運動靴のおかげで足回りは軽快だ。
8:40頃 七合目、眼下に見える景色は海岸線も確認できた。あれは愛鷹山、伊豆半島、○○山、△△山と神奈川県民のEB戸さんが教えてくれる。
9:44 八合目3,230mで運動靴から兼用靴に履き替える。雪が硬くなく雪の無い所もあるのでアイゼンは付けなかった。
9合目 アイゼン装着。自分は、アルミとスチールのアイゼンを車に積んできたが、五合目出発の際に超軽量のアルミを選択した。テックビンディング用の兼用靴専用のアイゼンなので靴との相性は良く、今回はこれで良かったと思う。
12:00九号五勺 雪が少なく下山に体力を使いそうなので、板をデポしての頂上往復組(M森、I松)と停滞組(M浦、ED戸)に分かれた。停滞中に行き交う人々を見ているとスキーヤー、ボーダーは、もちろんいるが、ピッケル・アイゼン・ヘルメットのツボ足登山者が多い。これだけの若者~中年ぐらいの若い層のツボ足登山者を見ることはめったにない。
13:10頃 頂上往復組がデポ地点に戻り、 九号五勺小屋より滑降開始。下に行くほど雪は柔らかく、凸凹があり、雪面が汚れてくる。下部は土砂が雪面に浮き出ているような感じ、横滑りで降りた。ブルドーザー道の100mぐらい上で雪がなくなり、板を背負って歩いて下り、ブル道をトラバースして西側の雪渓に横から入った。ここは八合目小屋付近から2,800m付近まで雪は続いていて雪面はそれほど汚れていなかった。雪がなくなり運動靴で歩く五合目駐車場までの道はとても長く感じた。
15:50 五合目駐車場に戻り、10年間で今年ほど雪が少ない年はないといった話がでる。自分は寝不足で力強く登れなかった反省点はあるものの、初めての富士宮口からの山スキーで充実した1日だった。
参考
2017/5/21 スカイラインの途中より
中央の雪渓は、ブルドーザー道まで続いているように見える