日時:2018年3月31日(日)
メンバー:I江(L)、M森
天候:晴れ
行程:
5:35 山田温泉下発(850m)
7:30 雨飾高原キャンプ場(1150m)
9:20 荒菅沢右岸(夏道上)1550m付近
11:40 笹平(1890M)
12:00 山頂(1963m)着
12:35 笹平から荒菅沢へ滑降
12:50 荒菅沢右岸 夏道 1500m付近
14:30 山田温泉下
山田温泉下の路肩に車を置かせていただく。笹ヶ峰への林道分岐付近まで除雪されているが、雪解け水が凍ったアスファルト路面は、非常に滑り易く、こわごわ歩く。
ここで、天狗原山に登るという金沢からの二人パーティーに出会う。天狗原山へ続く斜面の下部は、どこを登るのか?と心配するほど雪が少ない。他に、大海川沿いで単独登山者に出会う。今日、山中で会ったのは3人だけだった。大海川は水量は多くはない様に見えた。キャンプ場付近の構造物には1.5mほどの雪が載っていた
夏道の少し先で、大海川を離れ尾根に取りつく。1550m付近で荒菅沢の右岸の平坦な尾根に出る(夏道より50mほど上)ここより荒菅沢1450mの夏道横断部まで、シールを外して滑降する。締まったザラメ雪で、快適な滑降だった。ここから、夏道沿いに登るが、1750m付近より、尾根が狭く、急になり、笹平までアイゼンを付けて、板を担ぐ。部分的に夏道の梯子が露出している。
稜線付近から見ると、天狗原、金山西面はスキーに十分な雪がまだあるように見えた。笹平に板を置き、ピッケルを持ち、45度程の斜面を山頂へ。北側の糸魚川(18km)方面に平野と、その先日本海が広がり、高度感がある。笹平への下りは、所々、後ろ向きに下る。急斜面の下りに慣れていない人には、ザイルが欲しい所かもしれない。
笹平からは雪庇を避け、やや左側から回り込むように、荒菅沢に滑り込む。最初の1ターンが斜度がきつく、緊張したが、すぐに広く、適度な斜度となり、雪も滑り易いザラメ、デブリも少ない。会の年報表紙を狙って、縦構図で写真をとるが、なかなか難しい。空を多めに入れること、人物がカメラを向いて滑っているタイミングでシャッターを切ること・・。
大海川のスノーブリッジの状況に不安があったので、1500m付近から荒菅沢を離れ、往路沿いに戻る。夏道沿いに大海川まで下ると、後ろから、朝の二人連れが来た、天狗原山から大倉沢を滑ってきたとのこと。デブリが多かったが側壁沿いを滑ってこれたと、荒菅沢も大海川まで滑ることが出来たかもしれない。山田温泉まで降りてくると、大勢の人達がいた、鎌池までスノーハイクに行き、登っている我々の姿が見えたと話していた。
気温の高い日が続き、残雪量にやや不安があったが、量、雪質とも問題なく、長年、課題としてきたルートを快適に滑ることが出来、充実した一日だった。
明日は八方尾根へ転戦。
気象庁HPより
高気圧の中心に覆われ、終日好天。白馬アメダス
最低気温ー3.2℃、最高気温17℃(平年値 -1.7℃、9.6℃)明け方冷え込んだためか、日中気温が上昇した割には、雪は締まっていて滑り易かった。