千葉県北部一周は九十九里、利根川、江戸川、京葉線でほぼ囲まれたルートで、市原起点では300km以上ある。日曜日日帰りとするため、0時過ぎに市原を出発。T置さんは、市原まで70kmほど、土曜日に自走してきた。
M森はロードレーサー(フレーム:チネリスーパーコルサ)
T置はMTB(パナソニックチタンフレーム)
前日の冬型の気圧配置が残り、北西の風がまだ強い。向かい風を避け、当初予定の時計回りルートを変更して、東方の九十九里沿岸の白子町へ向かう。気温が低く、途中から合羽を着て、手袋を付ける。
白子町から九十九里浜沿いを北上する。道はやや内陸の街中を走る部分が多い。海岸沿いの自転車道は津波対策の防潮堤かさ上げ工事で通行できない個所があり、意外にコースから海が見えない。。
犬吠埼を望む辺りから、ようやく夜が明けてくる。
銚子周辺は風が強い。スマホで気象庁HPのアメダス、風向風速を見ると、利根川を上流へ向かえば風は治まる様だ。銚子までの時間から考えると、ペースを上げないと日曜日中に一周できそうになかった。 屏風ヶ浦、水郷佐原、矢切の渡しなど、見どころは色々あったのだが、パスして、ひたすら走る。
利根川沿いの、気持ちの良い堤防道路。しかし、取手を対岸に見るあたりから、しばらく、利根川西側の農道を走る個所がある。路面が荒れていて、道幅狭く、それでいて交通量が多く、車のスピードが速く、要注意個所であった。
千葉県の北西部は利根川と江戸川に挟まれた、狭いエリアで、先端の関宿は「チーバ君の鼻先」に当たる。銚子から約120km。ここから反転して、江戸川沿いを河口へ向けて約60km、堤防道路の上を走る。沿道にコンビニはなく、トイレも下流にあるだけ。暗くなって、距離計の数字も見えなくなるが、沿道に河口までの距離標識がある。
江戸川河口。M森距離計で289km。T置さんは輪行で帰宅するので、列車の時刻から、市原まで戻るのは無理であった。T置さんは数kmほど先の南船橋駅までとした。M森はさらに市原まで走り、距離計は323kmであった。
T置さんは「単調すぎて修行のようだった。」との感想。起伏のあるコースの方が、体力的にはきついが、楽しいとも言えそうだ。