・メンバー:M森、T置
・日程 :2017年9月23日(土)夜発~24日(日)
・天候 :曇り、にわか雨~晴れ
・コースタイム
9/23(土)
21:13 八海山神社里宮発 250m
23:03 十二平(登山道入り口)480m
9/24(日)
03:03 駒ヶ岳 2003m
06:55 中ノ岳避難小屋着 2070m
07:39 小屋発
08:34 祓川(水場)
10:58 オカメノゾキ付近
13:35 五竜岳 1590m
15:20 阿寺山 山頂分岐 1490m
17時~19頃 登山口付近で車道を探すのに手間取る
19:43 広堀川橋
・八海山神社→駒ヶ岳
浦佐駅から歩いてきたT置さんと八海山神社里宮で合流。一周してここへ戻ってくる計画なので、成功を願ってお参りしてから出発。舗装道は旧森林公園キャンプ場入口まで。ここのトイレの二階は板張りの立派な部屋になっているが、鍵がかかっていて入れない。ここを使わせていただければ、出発前の仮眠所として最適なのだが。
高倉沢出合の先の路上に昨夏は無かった雪渓が残っていた。道はぬかるみ、足首まで泥の中に突っ込んでしまった。両側草が茂り、雨が降っていなかったとしても雨具無しでは全身ビショビショになってしまうだろう。
十二平からグシガハナまでは標高差1300mほどの急登。グシガハナまで登ると風が強まり、濡れた体が震えだす。ここでM森の雨具のズボンが見当たらない!入れ忘れたのか、さっき、上を出した際に落としたのか?雨具なしではとても耐えられない。駒ノ小屋への避難も考えたほどであった。しかし、T置さんが、自分はタイツとズボンの二枚重ねなので、雨具無くてもOKとのことで、借りて着る。これ無しでは前進出来なかったと思う。ヘッドライトの明かりで、登ってきた、滑り易い急坂を下るのは危険すぎると思った。
・駒ヶ岳→中ノ岳
途中でようやく夜明けとなる。起伏が多く、足場が不安定な岩場や濡れた熊笹をかき分ける個所もあり、今回のルートの中でもきつい個所。逆コースの登山者一人とすれ違う。トイレがある避難小屋で少し休み、晴れて気温が上がってきたので、八海山に向かうことにする。
・中ノ岳→五竜岳
祓川までは流水溝のような道を下る。岩に赤ペンキ印がある。祓川に雪渓は無かったが、量は少ないものの、沢水が流れていて、水を汲む。紅葉が始まり、中ノ岳を背にした御月山稜線は日差しと乾いた風に恵まれ、暗いビショビショの道を登ってきた後では実に快適に感じた。最低鞍部のオカメノゾキまでは展望の良い、変化に富んだコースで、適度な緊張感の中、楽しく歩ける。五竜岳までの登り返しは起伏が多く、ペースが落ちる。逆コース一人、同コース二人の登山者と会う。
・五竜岳→阿寺山→広堀川橋
五竜岳に14時前に着いたが、タクシーを呼べる地点まではまだ4~5時間かかる。一周コースにするには、入道岳まで200mほどの登りがある。オカメノゾキを越えたことで、目標はほぼ達成したこともあり、余裕をみて、最短距離の阿寺山経由の下山に変更する。留守本部へ変更を電話した。
このコース、昔下ったことがあるのだが、その後の水害で、下部の広堀川出合付近が荒れてしまっていた。車道は河原の左岸上部を通っていたようだが、暗くなるなか、それが判らず、川沿いに下り、堰堤を乗り越えたり、すごい勢いで流れる放水路の上の丸木橋を四つん這いで渡ったり、標高450m付近と思われる大きな堰堤の脇でようやく車道に上がることが出来た。時間は掛かったが、二人だったので落ち着いて行動できた。
タクシーを呼ぶには正確な現在地の確認が必要で、広堀川橋まで小走りに下る。浦佐駅に着いたのは、終電に間に合う新幹線発の20分ほど前であった。