5月7日(日)晴れ
10:40 大清水発 1190m、20℃
11:45 スキーを履く 1350m 16℃
13:40 冬路沢源頭稜線 1790m
14:25 長蔵小屋 1670m
沼田駅よりバス1時間半ほどで、大清水に着く。乗客は4名ほど。バスの運転手の方に聞いても、今年は残雪が多いと話されていたが、大清水駐車場付近には雪は無い。
一ノ瀬休憩所へ向かう林道を1時間ほど歩くと、雪が連続するようになり、スキーを履く。
12時、三平橋 1420m
夏道は冬路沢を渡るスノーブリッジが薄そうに見えたので、シュプールのある冬路沢左岸を登る。
新しい地図にはないが、1580m付近で林道のコンクリート橋で右岸へ渡り、穏やかな沢に沿って、稜線へ上がる。
三平峠よりやや上の稜線に出る。燧ケ岳が見えるのでは?期待していたが、樹林が濃くて、ほとんど見えない。尾瀬は初めてであるが、もう少し森林限界が低いかなと思っていた。
尾瀬沼山荘裏手の沢から滑り込む。標高差にすると100mほどであるが、雪質良く、斜度も手ごろで楽しい滑り。
尾瀬沼は雪解けが進んでいて、沼の上は既に歩けそうにない。
長蔵小屋でテント泊りの届を書く。800¥、ビールは350ml 450¥。本当は予約が必要だそうだが、他に幕営の登山者は無く、空いているのでOKであった。水道があって、雪を解かす必要がないのは助かった。トイレも大変きれいであった。
ただ、テント場は樹林帯内で、燧ケ岳の眺めはあまり良くない。
南高北低型、やや冬型のような気圧配置。日本の東から南に掛けて前線が長く
伸びているが、沖縄地方を除き、全国的に天気は良いが、風が強かった。
尾瀬沼は風は弱かった。 ツエルト内気温は、17時 5℃、2時 2℃(外気-5℃)
5月8日(月)晴れ
4:17 尾瀬沼ヒュッテ前発 1670m
7:23 燧ケ岳 俎嵓 2346m
7:51 発
9:00 尾瀬沼ヒュッテ
10:20 三平峠上 1750m付近
11:40 大清水
見通しのきかない、樹林帯内の歩きが長く感じた。
山頂付近は開放的な斜面が広がるが、俎嵓直下は急斜面で、板を担ぐ。
四つ足の獣が、山頂付近の稜線に登って行った、距離が遠くてはっきりしなかったが、脚の細さからすると、熊ではなく、カモシカの様に思えた。
至仏山の斜面もいかにもスキーに良さそう。残念ながら、5月7日から登山道立ち入り禁止になっているので、今回は燧ケ岳に来た。山頂は西寄りの風が強く、のんびりしていられなかった。
燧ケ岳ではこのナデツ窪が良く滑られるようだ。今回は沼の雪解けが進んでいて、ここを滑ると、降りてから小屋に戻るのが長そうだったので長英新道沿いを滑ったが、下部は樹林がうるさく感じた。
ヒュッテから往路を戻り、冬路沢を快適に滑って、林道へ出た。
大清水からのバスに乗ったのは、私一人だけであった。