北の国から”シロクマのtokidoki通信”No.31【いつもの羊蹄山でリハビリ登山】

     真狩温泉からの羊蹄山
     真狩温泉からの羊蹄山

【山行形態】 ハイキング

【日  時】 2013年9月28日(土)

(併せて 2013年8月8日(木)分も報告)

【場  所】 北海道 羊蹄山 真狩コース

【メンバー】 I江 (単独)  

                     ※ 計画書は他会にて提出

【天  候】 晴れ

【行動概要 その1(9/28)】 
 北海道も9月後半に入り一気に秋らしくなってきた。8月半ばに沢登りで膝を痛め、しばらく治療とリハビリに努めてきたが、ある程度安定してきたのでリハビリのための登山をすることとした。登るのはいつもの羊蹄山、怪我の前8月8日に8月分の「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」をこなした後登れずにいたので、何とか9月中に羊蹄山山頂に登り計画を継続したいと思い山行に臨んだ。

          
※続きは”続きを読む”をクリック 

 併せて、8月8日分山行記録(8月の羊蹄山山頂登頂)」も記載

 早朝札幌を出で、6時前に真狩自然公園キャンプ場パーキングに到着。いつもより念入りにストレッチを行い、6時25分に出発。膝にひねりの力がかからないように気を付けて慎重に足を置きひとあし一足ゆっくりと歩く。久しぶりの山の風景が実に新鮮だ、秋の少し肌寒い空気も気持ちが良い。5合目くらいまで登るとダケカンバやミネカエデが黄色く色づき始める。8月の時はまだまだ花盛りであったのだが、50日ほどで様変わりだ。途中の展望の開けた場所では洞爺湖の向こうに恵山など道南の山並みが見える、空気が澄んでいるのだ。9合目少し上のあたりから見た外輪上部斜面のハイマツとタカネナナカマドの実で波のように埋められた景色は独特で素晴らしかった。

  また、現在建て替え中の羊蹄山避難小屋も外観上ほぼ出来上がっていた。ナナカマドの海を越えてしばらく登り真狩側外輪に到達。所要時間はいつもより30分程度余計にかかり3時間45分であった。最高標高地点はお鉢を回りあと30分ほど先だか、今回はリハビリ登山のためここまでにする。 下りは膝に直接力がかかるのでさらに慎重に降りる。結局いつもより1時間ほど多い3時間35分かかったが下山後の膝の痛みもなく無事リハビリ登山を終了することができた。今回の山行で、スピードは別として着実に登り、何とか下るができるとこが確認でき、今後、筋力を付け靭帯・関節をカバーできるようトレーニングを積めば何とかなりそうとの感触を得られたことは収穫であった。
 また、今回、リハビリ登山といいう形であったが、9月の羊蹄山山頂登頂を果たし、何とか首の皮一枚で、「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」を継続することがてきたことは、とても嬉しい!! 

                        

【行程(9/28)】

4:15札幌発→5:55真狩側登山口6:25→10:10真狩側外輪10:25→12:30五合目12:35→14:00真狩側登山口→札幌

 

タカネナナカマドの実の赤とハイマツの緑のコントラストが素晴らしい。
タカネナナカマドの実の赤とハイマツの緑のコントラストが素晴らしい。
秋の装いの羊蹄山
秋の装いの羊蹄山

【行動概要 その2(8/8)】

  ”毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?”をともに進めているA元さんと、7、8、9月は、基本それぞれ計画することとしている。7月は家族と喜茂別コースから登ったので、8月は”真狩コース”から一人で登ることとした。
早朝札幌をでて、6時過ぎに真狩野営場の登山者用駐車場に到着。準備をして6時半過ぎに出発。ゆっくりしたペースで登る。真狩コースを夏に登るのは初めてで、登りながら、雪シーズンのルートと頭の中で照らし合わせながら登っていった。夏道は途中から神社の沢からのルート上をジクを切って高度を上げていく。傾斜が適度で歩きやすく、ゆっくりしたペースであれば息も上がらないので、ザックを本格的におろしての休憩を取らず登り続けた。天気予報では”曇り時々晴れ”であったか、9合目まで登ったころからぼつぼつと雨が降ってきたので雨具を身に着け真狩側の外輪まで登り切った。登山口駐車場から3時間30分であった。そのまま、岩稜経由でお鉢を回り10時半過ぎに羊蹄山最高標高点(1898m)に到着。登山口から4時間5分であった。9合目からお鉢めぐり間は歩道沿いの花だけでなく、沢沿いなどに結構な花畑があり、秋の気配を含む晩夏の花々(実際の日付はまだ盛夏だか・・・)をしっかり楽しんだ。
 休憩後、残り半周のお鉢を巡り、真狩側に戻り下山を開始、 今回は現在建て替えの工事がされている羊蹄山避難小屋の様子も見てみたかったので、途中9合目から小屋に向かう。小屋の工事は基礎工事まで終わっていた。今年本格的に雪が積もるころまでには完成するのだろう。その後9合目まで戻り、引き続き登ってきた道を下る。小雨のせいで足元が滑りやすくなっているので、慎重に行かざるを得ない。いつも思うのだ、夏道の下りは疲れる。スキーならあっという間なのにと思いながら黙々と下る。結局、小屋往復の時間を除けば真狩側の外輪から、登山口駐車場まででは2時間35分かかった。8月の「羊蹄山登頂」完了。 

【行程 (8/8)】

4:30札幌発→6:05真狩キャンプ場駐車場6:33→10:03真狩側外輪→10:38羊蹄山山頂(1898)10:58→11:39真狩側外輪→12:00九合目・小屋分岐→12:08羊蹄山避難小屋12:15→12:22九合目・小屋分岐→14:42真狩キャンプ場駐車場

9合目上の花畑と羊蹄山避難小屋
9合目上の花畑と羊蹄山避難小屋
8月だが、どこかかすかに秋の気配も感じる外輪の風景
8月だが、どこかかすかに秋の気配も感じる外輪の風景

【GPSデータ】※「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」の全体記録

”毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?”1月~9月の記録(10回登頂)。8月は真狩コースの青トレース、9月は同緑のトレース
”毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?”1月~9月の記録(10回登頂)。8月は真狩コースの青トレース、9月は同緑のトレース

【参考】

「毎月羊蹄山山頂に登ろう計画?」これまでの記録(1月から9月)

 <日付> <登頂ルート>   <山頂・最高到達地点> <スキーデポ・滑走地点>  

*①1/14  京極ルート         最高標高点(1898m)     スキーデポ・滑走地点1550m

 ②2/17  喜茂別ルート        最高標高点(1898m)     スキーデポ・滑走地点 1500m

*③3/20  真狩ルート       真狩側ピーク(1840m)      スキーデポ・滑走地点 1270m

*④4/6   京極ルート           京極側ピーク(1893m)      スキーデポ・滑走地点 1450m

*⑤5/10  真狩(神社の沢)ルート 真狩側ピーク(1840m)  滑走地点 真狩側ピーク

*⑥5/18  比羅夫(夏道南側斜面)ルート 比羅夫側ピーク(1850m) 滑走地点 比羅夫側ピーク+お鉢 )

*⑦6/8   京極ルート           京極側ピーク(1893m)   スキーデポ・滑走地点1740m

 ⑧7/14    喜茂別ルート         最高標高点(1898m)    夏山 ※家族と3人で

 ⑨8/ 8   真狩ルート        最高標高点(1898m)     夏山

 ⑩9/28  真狩ルート        真狩側外輪(1810m)      夏山 ※リハビリ登山

 ※ 注  *付は、A元さんと同行

※「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)

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コメント: 2
  • #1

    M森 (土曜日, 05 10月 2013 05:12)

    リハビリに羊蹄山というのはすごいですね!
    12月までご報告楽しみにしていますが、無理
    されませんように。

  • #2

    shirokuma (日曜日, 06 10月 2013 10:14)

    いつもありがとうございます。
    登るのはあまり問題ないのですが、やはり、直接膝に負担のかかる下りはまだまだ不安があります。
    今週末(10/5)にも、今度は比羅夫ルート登ってきたのですが、登りはほとんど問題がないはずなのに、どうもペースが上がりません。気持ちの問題もあるような気がします。いずれにしろ、筋力を鍛え、体力と自信をつけるしかないのかもしれませんね。無理をしないよう気を付けながら、冬シーズンに間に合わせられるよう頑張りたいと思います。

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