【山行形態】 山スキー
【日 時】 2013年3月30日(土) ~3月31日(日)
【場 所】 北海道 日高北部 ペケレベツ岳他
【メンバー】 A元(会友)、I江+他会メンバー 計5名 ※Lは他会メンバー 計画書は他会にて提出
【行動概要】
前週に道岳連のニセコのツアーに参加した折、日高北部・日勝峠周辺はまだまだ、パウダーがあるとの話になり、十勝まで足を伸ばすこととなった。
前日(3/29)午後2時過ぎに札幌を出て夕方新得にある小屋に入った。地元十勝エリアの山岳会メンバーN谷さんが小屋を暖めて待っていてくれた。この場所は昨年2月、T本さん、H野さんたちTSMCメンバーの北海道遠征の時にもお世話になった素敵な小屋だ。
今回はこの小屋をベースに、道岳連山スキーDVD添付冊子にも載っている”ペケレベツ岳”や周辺のとっておきの斜面を執筆担当者であるN谷さんからご案内いただくこととなった。前回のTSMCの遠征では、ペケレベツ岳は日勝峠からのアプローチであったが、今回は東面の沢と尾根から直に登るルートと取ることとなった。
なお、残念ながら数日前の暖気の影響でパウダーとは行かなかったが、好天の元しっかりと春山を楽しむことが出来た。
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<3/30(土)>曇り
一日目は、熊見山の十勝側に当たる斜面でのお楽しみ滑走となる。駐車場から約1時間半ほどシール登高し1000m超付近まで上がり、東向きの大きな斜面を思い思いに滑りおりる。そのあと一回登り返し斜面を変えてもう一滑り。再度登りのあと帰路についた。N谷さんのご案内でしっかり滑り込んだ一日となった。
<3/31()>曇り時々晴、時々雪
二日目は、今回のツアーのメイン、ペケレベツ岳に向かう日だ。小屋を8時半過ぎに出発、日勝峠に向かう国道の通称四合目駐車場に向かう。駐車場は約660m、ここから約870mほどの高低差を登ることとなる。手前の台地状の空間をぬけいったん沢筋におりここからは暫く沢を詰める形で進む。標高850m付近の二股付近から尾根に取り付き高度を上げていく。針葉樹が減りダケハンバの疎林となる頃には、傾斜も強くなる。このあたりで標高1150m。あとは一気に30度ほどの斜面をジグを切って山頂方向に詰めるがなかなかの高度感がある。最後雪庇の切れ目を狙い稜線に上がるとあとは少し稜線をたどり、ペケレベツ岳(1532m)の山頂へ到着。ここからは、十勝平野、1445峰(日勝ピーク)、熊見山などが展望できる。しばし休憩のあと身支度を調え滑走へ。登って来た雪庇をこえいよいよ斜面に飛び込む。上部はなかなかの急斜面、加えて、先日来の暖気で木々の雪が落ちさながら雪崩のデブリのような様相の箇所もあり、おのおの斜面を選びながらの慎重に滑る。暫く行くと斜面も緩み、雪も柔らかくなってきたのでそれぞれ滑りを楽しみながら1250m付近まで滑り込み休憩・昼食となった。この後は、右手の沢型に滑り込み、振り子状の地形を使いながら、登りで休んだ二股(850m付近)まで進む。振り返り上を見上げると滑ってきた斜面光って見えた。
ここからは、ゆったりと沢沿いの林間コースをたどり少し登り返すと、行きに山頂を眺めた台地に出た。ここでもう一度振り返る。”あそこから来たんだ”と感慨を新たにし余韻に浸りつつ出発地の駐車場に戻った。ここまで約4時間20分の行程であった。今回は地元山岳会のN谷さんのご案内で、全員楽しく安全に滑ることが出来た。時期が良ければ極上のパウダーとのこと、またその時期に来てみたい。N谷さんありがとうございました。
日勝峠周辺は比較的手軽に入れて、楽しそうな斜面がまだまだたくさんあります。TSMCの皆様是非また、お出かけください。 I江
【行程】
<3/30(土)> 熊見山(十勝側)周辺
8:30小屋(新得)発→9:10旧スキー場駐車場9:25→11:05(1035m)11:25→<スキー滑走>→11:35(715m付近)11:40→12:05(850m)12:15→<スキー滑走>→12:20(730m)012:25→12:45(850m)13:05→13:20(950m)13:30→<スキー滑走>→13:55旧スキー場駐車場14:05→14:30小屋(新得) ※ 新得泊
<3/31(日)> ペケレベツ岳 東面
8:35小屋(新得)発→9:15日勝峠四合目駐車場(670m)9:30→10:40(950m付近)10:50→11:05(1150m付近)11:10→12:25ペケレベツ岳(1532m)12:45→<スキー滑走>→13:00(1250m付近)13:15→13:50日勝峠四合目駐車場(670m) ※ 解散後、日高町にて入浴後札幌へ
【フォトギャラリー】
<3/30(土)> 熊見山(十勝側)周辺
<3/31(日)> ペケレベツ岳 東面
【GPSログ】
※「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)
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