【山行形態】 山スキー
【日 時】 2013年3月20日(水)
【場 所】 北海道 羊蹄山(真狩ルート )
【メンバー】 A元(会友)、I江+ 他会メンバー 計3名 ※Lは他会メンバー 計画書は他会にて提出
【行動概要】
今年の私的目標としてA元さんと決めた「毎月、羊蹄山山頂に登ろう?」の計画は一月、二月と厳冬期の羊蹄山山頂に登頂できたので、とりあえずこの三月をこなせれば、一気に現実味が出てくる。とはいえ、三月の北海道は週末ごとに荒天となり、なかなか具体化できなかった。そこで、晴天は望めないが低気圧と低気圧の合間の微妙な天気となりそうな20日祝日にピンポイントで狙うこととした。
これまでの二回は京極ルート、喜茂別ルートから登っが、羊蹄山には山頂への主要なルートは4ルートある。出来ればいろんなルートから雪の羊蹄山に挑戦したいところ、北面の比羅夫ルートはまだ堅くて無理そうなので、今回は、南西面にあり少しでも堅さがましそうな真狩ルートを選択した。本来ならパウダーシーズン以外は四月ザラメのころに滑るのが良いとのことだが・・・三月の羊蹄山は如何なる状況か?・・
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早朝札幌を出発し真狩のキャンプ場の駐車場に7時前につく。空を見上げると曇空、山も1100m付近までしか見えない。毎月登頂という目標がなければあきらめて帰ってしまいそうな天気だ。登り始めると、予想はしていたものの数日前の気温上昇で融けた雪が朝の冷え込みでがちがちに固まっている。ちらちらと小雪が降る中黙々と登る。時間がたっても気温が上がらず雪が固いまま、結局今回は早めに1270m付近でシーデポすることとする。ここからあと標高差約600mのアイゼン登高となる。
雪が締っているのでアイゼン歩行は比較的スムーズだ。午後から低気圧の接近で天気が崩れると思われるので、ガスに備えデポ旗を打ちながら進む。12時35分登り始めから5時間15分で羊蹄山外輪の小ピーク(1840m)に到着、今回はここを最終地点とする。※ この場所は白山書房の「'01/02 山スキールート図集」 に「真狩側ピーク」と記されている。
山頂につく頃には風も出てきたので、早々に下山開始、少し下がった1700m付近の岩陰で小休止したあとはどんどん下る。途中外国人が太いスキーを担いで登って来た、どうも山頂から滑るつもりらしい。この頃丁度少しガス切れ振り返ると、下降方向左手のルンゼ状の斜面が見えた。なかなかの斜面だ、今度、ザラメの時期には是非滑ってみたいとところだ。
シーデポ地点まで戻る頃にはまたガスに覆われ、滑り出しはガスの中、雪面は朝よりは少しはましだかやはりまだ堅い。慎重に滑り出し、高度を下げる。暫く滑ると、堅い雪の上に数センチの新雪が乗るようになりようやく滑りらしくなったきた。大きなダケカンバの疎林の林はなかなか雰囲気が良い。こんな場所は是非パウダーの時期に滑ってみたいものだ。下部は当然傾斜は緩くなるが雪の状態は相変わらず堅く、最後まで気が抜けない。針葉樹の人工林を抜け、キャンプ場の施設の屋根が見えたときはほっとした。
滑りという面では、時期的に中途半端なこともあり満足するものではなかったが、山頂にはたつことが出来、条件の悪い中、安全に降ってこれたことは大満足であった。
これで、3ヶ月連続登頂を果たしたので、目標達成まであと3/4となった。引き続きがんばりたいと思う。 I江
【行程】
6:50真狩口登山用駐車場(350m)7:20 → 10:20シーデポ(1270m)10:35 → 12:35真狩コース外輪小ピーク(1840m)12:40 → 12:50小休止(1700m)13:05 → 13:50シーデポ地点(1270m)14:10 → 14:50真狩口登山用駐車場(350m)
※「北の国から”シロクマのtokidoki通信”」は、2012年7月に北海道に住むこととなったⅠ江が、会の皆さんに忘れられないよう北海道の山やスキー、自然の情報を不定期に発信しすることを目的に、”季節時々(tokidoki)の北海道の情報”を、”ときどき(tokidoki)”、載せていく”予定”のこのブログ上のバャーチャル(仮想)の通信です。 (2012年7月16日創刊)
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